私たちの周りの製品には、ロット番号・シリアル番号と呼ばれるナンバーがよく書かれています。 特に、工業製品などはたくさんの素材を用いて、様々な工程を経て作られることが多く、その中で安定した品質を維持・管理するために、商品がいつ、どこで作られたものかを記号にして印字しておくことが非常に役立ちます。また、重大なクレームが発生した場合、ロットを特定できれば、市場回収量を最小限に留めることができるというメーカの防衛策としても大変有効です。
各種製品へのこのようなマーキングには、手書きなどの直接製品に触れて印字する「接触マーキング」と、製品に触れることなく印字する「非接触マーキング」があります。「非接触マーキング」には、インクジェットプリントとレーザーマーキングがあります。特にレーザーマーキングには、インクの管理が不要であるという利点がありますのでここで紹介します。
|