この2年間を振り返ると、中国に始まり、中国に苦しめられた2年間でした。そして、その2年間は、3年目のステップのためにあったのだと、今思います。
異国の人々と付き合うためには、やはり自分の常識が覆されることへの抵抗感を捨てる必要があるかな、と思います。
どのみち我々は、意識的であるかないかにかかわらず、十分自らの常識に影響された部分でしかジャッジできないのですから、窮屈なガードは外してしまった方がより賢明なジャッジができると思います。
そしてこの2年間、いくつもの中国の製造業現場を見てきて思ったのは、「日本の製造業ってすごいんだなー」ということと、「でも、中国のような感じでも、ものごとは成立しちゃうんだなー」という相反することです。
中国や韓国を見習うとか、逆に彼らと比較して優越感に浸るとか、そういうつまらない話ではなく、あー我々は国際化に乗り遅れているんだなーと感じる部分は謙虚に受け止めて、海外の人たちとは、できるだけ生身の人間としっかり付き合って、ナショナリズムとかそういった文脈ではなく、自分ごととして触れ合い、感じ、判断していくことが、これから世界を相手に商売をしていこうとする人には必要なんじゃないかな、と思うのです。
そしてもうひとつ。
日本の経営者の皆さんは、もっと英語を勉強しないと・・・。
と、私自身も自戒しつつ、毎朝の通勤時に英会話をスマホで聴きながら、3年目のAARIをスタートさせたのでした。
皆様、今後ともアジア進出にはAARIをなにとぞご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
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