2000年から2008年の間に、「5,001〜15,000ドル」の層が、1.6億人から7.5億人へ5.9億人増となり中間層(5,001〜35,000ドル)人口が急増しています。消費が必需品から自由裁量品(奢侈品)へ移る所得の限界が5,000ドル近辺と言われ、中間層人口の増加が、高機能・高品質製品を得意とする日本産業の消費市場として大きな注目を集めるわけです。
また、2010年通商白書によれば、2020年には、アジアの中間層は20億人に、富裕層は3.3億人(内:日本は1億人)に拡大すると推定されています。
購買意欲の旺盛なアジア新興国の中間層・富裕層を含めたアジアの内需拡大の中に、販売市場を求め生産活動を組み込んで アジアとともに成長していくことが期待されているのです。
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