「前職よりの付き合いで取引できたのは3社から4社くらい。その中に日本の工作機を輸入しているイタリアの代理店があり、そこのお客さんがハーレーダビットソンのパーツを作っていて、日本にまだ販路がないからやってみないかとカタログを送ってきたのです」。
「私はバイクの“バ”の字も知らないし免許も持っていません。全然興味はなかったのですが時間だけはありましたから、雑誌を見て愛知県内のショップを4〜5件回りました」。
「皆さんによく言われませんでした。“どうしようかな、もう一件だけ行ってみようか”と最後に行ったショップで“鈴木さん、これ面白いかも知れない。売ってあげる”と、そこから始まりました」。
語学力に自信がある鈴木社長は自分の足で現地のメーカーを尋ねます。
「一番初めに扱ったのはオーエムピー(OMP)というイタリアのメーカーでした。しかしメーカーに行っても詳しい商品の説明もありませんし、ほっておかれる状態でした。そこに業界紙があってヨーロッパにはたくさんの同じようなメーカーがあることを知りました。他のメーカーのパーツもあれば売れるかもしれないということでヨーロッパのパーツメーカーからだんだん広げていきました」。
現在は主力の工作用機器の他、ハーレーダビットソンのカスタムパーツ販売も事業の柱として育ちました。取り扱うメーカーや商品は年々増加、本場アメリカメーカーの部品も手がけ、幅広い品揃えでお客様のニーズに答えています。
|