今年発表した中期3ヵ年計画ではこれからの三原工業の進む道を明確にしました。基本方針に「無限の可能性に挑戦」を掲げ、業種を切削専門加工業から横展開を図り、業態を量産から多品種中・小量切削加工業へ、市場・分野を異型物、難切削加工を中心に自動車産業から他の産業へシフトすることを目指します。現状に留まるのではなく新たな可能性にチャレンジする姿勢を打ち出したのです。
「継続を考えると今は儲かるといって量産品をやっていても仕事がなくなったら、ましてそのウエイトが2、3割あったら打撃が大きいのでそれは避けようと考えています。いま自動車はすごく進化しています。部品もあっという間に変わってしまいます。以前は10年以上続いたのですが今は短期間に変わってしまいます。量産品は私たちの分野ではなくなってきました。だから多品種少量にシフトするため今の従業員を育てています」
「今まで機械力に頼った部分がありました。これからは手を使った技術で利益を生んでいきたいと思います。私の基本的な考えは他社が嫌うものを手がけ利益を生む体制を作ることです。この体制ができたら強い会社になると思います。また完成部品で納められる体制をここ5年くらいで作ることをイメージしています。今の場所は焼入れメーカーなど多くの工場がある恵まれた立地ですから、グループ的な横のつながりを生かした展開をしていきたいと思っています」
現在、子息二人が社長を支えながら、これからの会社経営を担う準備が着々と進んでいます。
また従業員も社長の想いを受けとめ技能だけでなく人間性の向上に努めています。
会社も技術力の向上を目指し外部講師を招いての研修の実施、将来を見据えた設備投資と魅力ある会社作りに一丸となって取り組んでいます。
これからの三原工業の飛躍に期待しています。
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