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  トップ > 企業ルポ 経営革新に挑戦する中小企業 > 中村鉄工 株式会社
技術と設備の高度化による宇宙に広がるモノづくり
代表取締役 中村 哲浩  
中村鉄工 株式会社 (なかむらてっこう)
■主要事業
輸送用機械・器具の製造
■問い合せ先
中村鉄工 株式会社 (なかむらてっこう)
〒486-0801 愛知県春日井市上田楽町 2416-1
Tel 0568-84-0368
http://www.ticon.co.jp/
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1969(昭和44)年創業の中村鉄工は、プラスチック金型、産業機械部品の製造からスタートする。高度経済成長の中、仕事の量は豊富にあった。成長は続き1972(昭和47)年法人化した。自動車産業が中心といわれる愛知県において中村鉄工の携わる分野は多岐にわたる。その構成は航空機産業3割、半導体等精密産業3割、一般産業3割となっている。航空機産業の中にはロケット開発用部品など宇宙産業も含まれている。 「我々が仕事を選ぶのではなく、お客さまが私たちを選ぶもの」 中村会長は毅然と語る。 中村鉄工のつよみは設立当時から定評のあった金型など、精密機器における技術力と長年の歴史で培った経験である。



「困ったときの中村鉄工」に

技術力があるから依頼が絶えず、依頼された仕事は断らない」その考えが多分野に渡る経験を生んだ。その中で生まれた関連企業との広いつながりがあるからこそ急な資材の調達も可能になった。スピーディーな対応により他社との違いが明確になってきた。頼られる存在であることを裏付けるように、数年間連絡もなかった企業から突然相談が来ることもあるという。


グローバルスタンダードを目指して

技術力を買われて海外案件も増えており、グローバルな視野で競争力を高めることも必要だと考える。工場の24時間体制の実現や、愛知県などが進める「アジアNo.1航空宇宙産業クラスター形成特区」への参画、技術力を生かした企業ネットワークの形成など、次につながる取り組みを進めている。そして、こうした挑戦によって着実に経験を積み重ねていく。


従業員から

新しいことにチャレンジさせてもらっている誇りと責任。
オペレーター 松本 章範 さん
「経営革新計画」で導入された最新鋭の5軸加工機を取り扱うことになった。「とても難しいですね。でも自分に知識がついているのを実感できます」笑顔で松本さんは語る。 最新鋭の加工機の取り扱いを若手従業員に任せることで、設備投資は人材育成の足掛かりにもなっているのだ。


1年先、もっと先のことを考えて

「先のことを常に考えていかなければならない」(中村会長) 時代の流れが速い業界、さらに案件によっては1年を要するプロジェクトもある中で、先を見据えた設備投資、資金調達、人材育成の「3本柱」について決断することは特に重要だ。 設備投資の面では、精密加工の技術を生かすために5軸加工機を導入する必要があった。それまでは既存の機械にオプションパーツを後付けし簡易な5軸加工を実施していたが、さらに精度を向上するためには最新鋭の設備が必要だったのだ。 また取引先からは製品の品質保証を求める声が高まっていた。中村鉄工が携わる超精密加工の品質を保証するためには、自社内に高度な測定環境を整備する必要があった。 これらを実現するためには設備投資と同時に人材育成も行う必要があった。しかし、まさにリーマンショックで産業界全体が低迷しているタイミングであった。 「厳しい経営環境ではあるが、まずは挑戦してみようと思った」(中村会長) 「経営革新計画」については取り引きのある金融機関からの紹介で知っていたという。 「一度、事業計画をつくる意味でも」と軽い気持ちで挑戦することになったという。


自社のことを理解してもらうために

中村会長が会社の方向性を示し、従業員が書類を作成するという二人三脚で事業計画書を作成していった。中村会長が「特に難しくなかった」という事業計画書の作成は、資料を提出するという目的と同時に、従業員が自社への理解を深める貴重な機会になった。 「私は会社の方向性を示すだけだった」(中村会長) 具体的な数字は従業員が調査し書類を作成したという。

最新機器の導入は人材育成の場に


「経営革新計画」の「新企業育成貸付」によって、最新鋭の5軸加工機を導入した。それにより高精度な加工が必要な航空機事業に関する受注を安定して請けることができる環境が整った。またクリーンルームを要する超精密測定設備を導入することで自社での検査・測定の依頼を受けることも可能になった。新たな設備を活用することが人材育成となり、さらなる技術力の向上へとつながった。


さらなる飛躍へ


企業としての信用力を保証する上で、「経営革新計画」の承認を受けたことは一定の効果があった。取引先金融機関からの資金調達もより円滑になった。 設備投資、資金調達、人材育成がそろい「3本柱」がしっかりしたことで、さらに先への一歩を踏み出しやすくなったのだ。つよみである多分野での事業展開をさらに加速することができる。中村鉄工の未来は空から世界へ、さらに宇宙へと広がっていく。


経営革新のポイント



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