マルオカのつよみは「一貫体制」「つながり」にある。商品の根菜類について洗いから加工・パック、搬出までの一貫体制をつくったことで、鮮度を保ちつつスピーディーにスーパーなどの納入先へ供給することを実現している。この一貫体制を支えているのは、竹の子や根菜など原料の仕入れ先や納入先のバイヤーとのつながりであるという。食品加工メーカーにとって、高品質の原料を安価に供給することのできる生産者は不可欠である。また自社商品の価値を理解することのできるバイヤーが納入先に存在することは大きな武器となる。
「よい原料をなるべく効率よく仕入れること。それには生産者とよい関係をつくることが大切です。同じように大切にしているのは納入先であるスーパーのバイヤーさんで、必ず次のビジネスのヒントをいただけるんですよ」(岡安社長)
よい商品づくりが人とのつながりをつくり、そのつながりがよい商品を生むきっかけになるのだという。
こういった現状を作り出すまでには多くの試行錯誤や挑戦があったが「経営革新計画」への取り組みが大きな転機になったという。
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