お茶の素晴らしさを知ってほしい!
株式会社 ミドリ 記事更新日.12.06.01
■問い合わせ先
株式会社 ミドリ
名古屋市東区葵2丁目9番15号
電話 052- 936-3332  FAX 052- 935-2123
E-mail: info@m-ocha.co.jp
HP http://www.ochaya.net/

大正14年、現社長(三代目)の祖父が四日市でお茶の通販を始めたのが最初でした。昭和2年に現在地の名古屋市東区に移転しました。昭和62年から自動給茶機販売を開始し、平成3年に株式会社ミドリに社名変更しました。

現在では、お茶の素晴らしさを多くの皆様にご理解いただくことが企業使命と考え、5つの事業を行っています。@お茶の販売、A自動給茶機の販売管理、Bインターネット販売、C抹茶のスイーツ製造販売、Dお茶の喫茶部(おいしいお茶の普及)の事業を行っています。

今回の製品紹介はA自動給茶機の販売管理とB抹茶のスイーツ(葵大福)製造販売を紹介します。

◆中古自動給茶機を使ったビジネスモデル
 

自社で自動給茶機を製造していません。全て各メーカーから自動給茶機を仕入れています。また、自社で自動給茶機をカスタマイズすることもありません。そのため、自動給茶機それ自体に特徴はありません。しかし、その販売方法に特徴があります。中古自動給茶機のラインナップの充実がそれです。もちろん新品の取り扱いもしています。

自動給茶機はあくまでもお茶を飲むための道具です。そのため道具である自動給茶機の利益はゼロに近くても良い。他方、自動給茶機で使用する茶葉(粉末茶タイプ・茶葉タイプ・茶葉&粉末茶タイプ・粉砕茶タイプ)の販売で利益を出せば良いと伊藤社長は考えました。

自動給茶機を扱う企業は多々ありますが、各メーカーの中古ラインナップを充実させている企業は他にありません。なぜ中古なのか、その理由は2つあります。道具である機械を安く提供したい、そしてその機械の価格を自由につけてしかもオープンにしたいからです。新品はメーカーの意向もあり、価格自由度に一定の幅が生まれます。

自動給茶機の中古市場は小さいため、その中でトップになる戦略(ニッチを攻める戦略)が成功したビジネスモデルです。「買い取り」「リサイクル」「リユース」を謳って、あらゆる方面から中古機械を集めることができました。
成功にはもう一つの要因がありました。それは営業レディの存在です。

 
 

当初はパートタイマーの女性を使っていました。知人からの勧めもあり、5年前から新規学卒女性正社員を採用しました。頑張って働く姿を見て、磨けば光る原石と確信し、その後は継続して新規学卒女性を含めて正社員を採用しています。

女性は結婚、出産もあります。そのため、退職することなく、長く働く環境整備にも力を入れました。その結果、残業なし、有給休暇消化率100%(半日=1/2有給や1/4有給の導入が功をなす)、年間休日123日を実現しました。

◆お茶葉を販売したい
 

家庭でお茶を飲む機会は減少しています。その大きな理由は茶がらです。そのため、茶がら処理の手間を省く製品開発も試みています。また、例年、名古屋市天白区にある名古屋市立若宮商業高校へ日本茶の入れ方について指導しています。(卒業する3年生を対象に毎年2月に実施)

 
◆もっともっとお茶を販売したい
 

お茶は昔から体に良い飲み物です。「心の健康、体の健康にお茶」を提唱しています。そのためには、今以上にお茶を販売しなければなりません。そこで、抹茶を使ったスイーツの製造販売を3年前から始めました。

20坪、12席の小さな日本茶喫茶 茶縁です。厨房では、西尾の抹茶をふんだんに使ったスイーツを製造しています。もちろん店内では日本茶も販売しています。

 

◆濃厚な抹茶味
 

通常の抹茶の3倍を使用しています。しかもその都度、必要に応じて社内で抹茶を挽きます。何故なら抹茶は鮮度が命だからです。挽き立ての抹茶の味と香りをふんだんに使った特性濃厚抹茶クリームを求肥に包んだ「葵大福」は大人のスイーツです。
葵大福を始めとするスイーツは社長の娘さんが作っています。

 

 

「葵大福」を始めとするこれらのスイーツは、日本茶喫茶 茶縁の店頭販売、自社ホームページでのネット販売をしています。また、名古屋商工会議所の機関紙、中部経済新聞、民放テレビの取材などの取材を受けて、ますますその知名度を上げています。

とろける濃厚生大福「葵大福」

お抹茶のみどりや茶舗

株式会社ミドリ 葵大福(動画)


取材・文 YAビジネスサポート 杉本 安行