モーターのあるところに減速機あり!
株式会社 平井減速機 記事更新日.12.08.01
■問い合わせ先
株式会社 平井減速機
名古屋市中川区戸田明正3-1405
電話 052-431-7904  FAX 052-431-6077
HP http://www.gensokuki.com

昭和28年、ポンプ部品の機械加工、仕上げ加工を立ち上げました。昭和32年より、ポンプ部品加工から異なる自社製開発を手掛けました。昭和35年、その自社製品シリーズ化がスタートしました。それらの製品は今日、以下のように多種多様な製品の部品として使われています。
スーパー等の店頭に設置してある遊具(100円を入れると、キャラクターの形をした乗り物が上下左右に動く軽易なアトラクション)/消防自動車/建設クレーン/研磨機械/ビニールハウス/LPガス車/汚水処理装置/肉スライサー/漁船/体育館内の天井にあるつりさげ式バスケットゴール等、共通に使われているモノは何でしょうか?

 
◆その答えは減速機です
 

モーターなどの駆動源ある所に減速機があります。カバーで覆われている、機械の内部に組み込まれているため、外から直視できませんが、なくては困る部品です。一部ですが減速機が使用されている製品カタログを拝見しました。

 
◆増速機もあります
 

LPガス運送トラックのLPガスの供給用に増速機が使われています。LPガス供給用ポンプの必要な回転数までエンジンの回転数を上げるとエンジン音が高くなるためアイドリング回転でポンプを回転できるようにするため増速機が使われます。

◆減速機の構造
 

減速機は歯車等で動力の回転速度を減じて出力する機械装置です。更に、歯車減速機にも用途に応じて複数に分類されます。その一つが今回紹介するウォーム減速機です。

 

 

◆自社製品の強み
 

自社製品を持っているため、汎用製品は電話注文、ネット注文が可能になります。また、半世紀の実勢が品質の高さを物語っています。

 

◆熟練 + 若手 + 型と治具
 

ウォームシャフトは旋盤→ねじ切り→熱処理→研磨の手順で、ウォームホイールは鋳造→旋盤→歯切の手順で作業します。30年以上のベテランが若手を部品の加工、製品の組立、設計・開発まで育成しながら技術・技能の伝承を行っています。その結果、突発な注文などにも一人で対応できるようにしています。また、2階には、過去に製造した製品の型や治具が大切に保管されています。 お客様はモーターが壊れたら諦めますが、減速機が壊れたら何とかしろ!と必ず云われます。その減速機が20年前、30年前の製品であっても…。実際、1950年〜1960年頃に出荷した製品の修理依頼が稀にあります。それに対応できる体制づくりが取られています。

 

◆コンサルタント営業
 

相談・依頼があれば現地・現物の観点から現場へ足を運ぶコンサルタント営業を行っています。

・必要な機能だけを残し、他を省く提案した結果、大幅なスペース削減ができた事例
・大手輸送機械製造業へ3年越しの製品化(提案1年、テスト1年 製造1年 計3年)した事例
・大手減速機メーカーは設計から製造まで3ヶ月を要す。しかし当社は3日で製品化した事例
・減速機のアッセンブルやトータルとしてコンプリートできる提案事例

料理に例えると、当に一品料理からフルコースまで対応できる器用さがあります。

◆BtoBへ期待
 

数年前からホームページを強化しました。その結果、新規取引先開拓に一定の成果を上げています。今後は、〇〇はできないか? ××的な使い方を相談したい!等 従来にない発想の相談、これまでに扱ったことがない製品との出会いを期待しています。

http://www.gensokuki.com
http://www.gensokuki.com/images/hirai%20reduction%20gear.pdf  製品カタログ

取材・文 YAビジネスサポート 杉本 安行