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■見出し |
続いて配慮したタグが、本文中の見出しを示す<h1>〜<h6>タグである。hの後方に続いている数字は見出しのレベルをあらわし、1は第1レベルの見出し、2は第2レベルの見出しであることをあらわしている。これらは本文中の見出しや小見出しを示す要素であるため、<h1>タグの大見出しの内容ほど重要度が高いと考える。
わかりやすいページづくりで重要なのは、ページ文章を設計する際に、文章のツリー構造を意識することである。<h1>タグを根として、根から幹、幹から枝、枝から葉、というよう図(1)に、より重要な部分から順に階層状に展開する構造を、適切な見出しレベルを用いて適用していくのだ。この意味で、これら要素は、文章構造を表現するというHTMLの性格をよくあらわしている要素といえる。 |
図(1) | |
これらを踏まえSCCでは、以下のように見出しタグを配置した。 <h1>タグ:コーチング研修・講座を名古屋・東京で実施。コーチ育成・子育て・生き方探し・ビジネス・・・。 <h2>タグ:ソーシャル・コーチング・センターとは? <h3>タグ:「企業・経営者向けコーチング」 <h3>タグ:「プロフェッショナル・コーチ育成プログラム」 <h3>タグ:「APP親と子のコーチング」 <h2>タグ:当社の「プロフェッショナル・コーチ育成プログラム」が支持されている理由 <h3>タグ:「1.互いに手を取り合って学びあえる少人数制 」 <h3>タグ:「2.5年間再受講無料制度」 <h3>タグ:「3.現場で実践しているコーチが授業を担当」 <h3>タグ:「4.さまざまなケースに応じた授業スタイル」 <h3>タグ:「5.「人生」というスパンでのコーチ」 ただし留意点として、文書のなかで最初に出現する見出し要素は必ず<h1>要素とし、見出し要素が、<h2>要素から始まるようなことのないようにしなければならない。 |
■alt属性 |
テキスト文書だけで制作されたWebページと、イメージ画像を多用して制作されたWebページでは、イメージ画像を多用して制作されたWebページの方が、見やすくスタイリッシュな印象を与えやすい。
しかし往々にしてイメージ画像を多用した場合は、HTML文書では<img>タグによって記述されることになるため、イメージ画像に埋め込まれたテキスト情報は、イメージ画像と一体化されてしまい、検索エンジンからは1イメージ画像としか認識してもらうことができない。 しかし<img>タグのalt属性を活用すれば、検索エンジンにおいてもイメージ画像内のテキスト情報を認識させることが可能になっている。もともとalt属性は、イメージ画像がブラウザで表示できない場合の代替テキストを設定するために使用するオプションだ。クローラー(ロボット型検索エンジンにおいて、インターネット上のサイトを定期的に巡回するプログラムのこと)はこのalt属性で設定されたテキスト情報を、読み取り検索エンジンのキャッシュ情報に保存してくれる。 SCCではすべてのメニュー項目をはじめとする各イメージ画像について、検索キーワードを適切に埋め込みながらalt属性を設定した。これにより、ページ内文書に占める検索キーワード比率も大きく高めることが可能となった。 |
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HTMLには多様なタグが存在するが、SEO上重要なタグといえば数える程度しか存在しない。今回ご紹介したそれぞれのタグを貴社で見直し、改変するだけでも、相当なSEO効果を得ることができるものと思う。もちろん主要なタグを知ることはとても重要なことであるが、それ以上に、それぞれのページの存在価値を明確にすることが、SEOタグを100%活用できる前提条件になるものと思う。 次回はSCCがアクセスアップを目指して取り組んできたさらなる詳細をご紹介していく予定だ。 |