起業する前に考えていたのは、薬膳の講座・薬膳オリジナルブレンドティーの販売・薬膳の資格養成講座の3つでした。いざ仕事始めようとすると、「薬膳」が何か?また私は何をする人かを理解してもらえず、仕事をする「場」を作るところから出発でした。「薬膳」に関する仕事をしている方が少ないので仕方がなかったのかもしれません。仕事場を作るべく、美麗(MeiLi)で薬膳料理を提供したり、自分でも講座を開催しました。
もともと事業の柱は薬膳資格養成講座だと決めていました。数回東京へお願いに行き、講座を開催してもよいという話をいただきながらも手続きが進まない状態でした。事業の柱になるものができないまま半年以上過ぎました。
潟Aクションパワーの大津たまみさんと食事をする機会があり、「学会に何度も足を運んで熱意を伝えないと!」とのお言葉をいただきました。翌週に東京へ行き、学会の理事長・副理事長に自分が名古屋から1年間資格を取るのに東京へ通ったときに感じた「時間・費用・体力の面」での大変さ、そして名古屋で国際中医薬膳師の資格を取れるような道を作りたいという思いを再度ぶつけました。これをきっかけに名古屋初の日本中医食養学会の薬膳資格養成講座を行えることになりました。
講座開催が決まった後、自分で初めて薬膳資格養成講座の営業を必死で行いました。母校そして、同じように栄養士のコースを持っている専門学校へ行きました。まったく知られていない分野でしたので理解していただけず、進展のないままでした。そんな中、プラザの仲間の営業のプロが手を差し伸べてくださいました。その方に営業の手法を教えていただき、1か月近く準備をして再度専門学校にアプローチし、薬膳資格講座の会場として教室を借りられることになりました。いろいろな方のお力で柱となる事業を1年がかりで作り上げることができました。
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