私が何となく経営コンサルタントになりたいと思ったのは、30代の後半でした。勤務先(東海スポーツ用品株式会社)で営業企画部に所属していた頃です。あるスポーツ店の経営者から声がかかり、出店の手伝いをして欲しいという依頼がやってきました。それから何ヶ月間、その店の出店にかかりきりになり、経営コンサルタントの真似事のようなことをしました。やがて立派な店が大盛況の内にオープンし、出店は成功です。そのときの達成感は、何ともいえないものでした。気を良くして、いくつかの出店や改装に関わります。
その後、私は部署を変わったり転職を重ねたりして、年齢は58歳になっていました。サラリーマンで定年を迎える気はありません。最後に勤めた会社との契約が終了したのを契機に、独立をしようと決心をします。
その時には、もう経営コンサルタントになるしかない、と思っていました。しかし、何の資格があるわけでもありません。ここは、自分の強みを活かすことにしました。私の強みは、スポーツ用品業界に長年たずさわり、業界のことやスポーツ店のことに精通していることです。
結論は早かったです。「スポーツ店の業績を向上させる」経営コンサルタントになろうと決めました。
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