今から3年前、2009年の私は専業主婦の傍ら、各地のクラフト展に参加して手芸作品を販売しておりました。細々と約7年間活動を続けるうちに、賞をいただいたり雑誌に載ったり個展を開催したりするようになりました。そこで、「趣味の域だけでなく収入につなげたい」と模索する中でVMD(ヴィジュアルマーチャンダイジング)と出会いました。
VMDは商品の展示・陳列で販売促進を図る仕事です。商品をいかに魅力的に見せるかで売れ行きも変わって来ます。
半年ほど東京の会社に通いVMDのレクチャーを受けたり講師助手をしたりするうちに、当初の「自分だけ売れるようになりたい」という考え方が薄れ、「誰かの役に立つこと」に喜びを感じ「もっと多くの人に知ってほしい」と起業を考え始めました。2010年の春でした。
とはいえ、何の経験も伝手も持たず、どうしていいか全くわかりませんでした。
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