オネストン鰍フ最大の特徴は「メーカー機能を持つ」「多品種少量・単品受注に積極的に対応する」プレス金型部品専門商社であることだ。
「メーカー機能」とは何か。そのヒントは設立後まもなく訪れる。
当時はJIS規格の標準品しか存在せず、例えばパンチの先端径であれば、6.0ミリ・6.2ミリ・6.5ミリの品しかなく、規格外の6.25ミリ径が必要となれば、ユーザー企業で6.5ミリの径のパンチを購入し、その後自社内や外注等で再加工し使用していた。
こうした潜在的な需要に目をつけた佐々木社長は、自社に標準品を加工仕上げする研磨機を導入、ユーザー企業の必要とする金型部品を提供できる体制を整え、同時に手間がかかり他の企業が敬遠しがちな多品種少量・単品受注を積極的に受け入れることで、事業拡大のきっかけをつかむ。
受注量の増加に対応するため、1996年岡崎工場を開設。本格的に「メーカー機能」へのシフトを行った。同工場は2005年同じ市内で移転拡張した。
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