鋳造は、金属の溶湯を砂型等に流し込み、冷やすことで目的の形状に固める加工方法である。「木型」はこの砂型を作る際に使用される型である。金属が固まる際に収縮することから、少し大きめに木型を作る。したがって、鋳造による造形物は少し大きめとなり、オーダーどおりの寸法にするためには、後工程の切削加工は不可欠となる。造形物がピタリのサイズになるような木型を作ることができれば、切削工程の大幅な削減が可能となる。
積み上げたノウハウにより「ピタリサイズの造形物」ができる木型を製造し、自らも公差±0.2ミリの精度や1.5ミリ肉厚の高精度鋳物を製造する、従来の木型メーカーの枠をはるかに超えた事業展開を行うのが株式会社マルサン木型製作所である。
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