ものづくりの現場では、より効率的に製造を行うための部品や治具が使用される。
しかし鉄製の治具はサビに悩み、軽量化されたアルミ製の治具であってももっと軽量化されれば、という悩みを持つ。それが樹脂製であっても「更新したいが、もともとの材料もわからないし、図面もないのでなんとかしてほしい」「この部分をこんな風に追加の加工をしてもっと使い勝手をよくしてほしい」など悩みは尽きない。
こうした悩みの解決のため、治具素材の樹脂化はもとより、使用環境・利用頻度に基づいた材料提案、形状変更によるコストダウンの提案や、図面のない治具のCAD図面制作サービスなども引き受ける。こうした『生産現場の困り事』を樹脂の精密切削加工技術で解決するのが有限会社サン樹脂加工である。
切削加工であれば、樹脂成形で必要な成形型も不要で、小ロットの製品や治具などの個別の要望にも低コストで機動的に対応することができる。
「不良が発生するような現場でも、こうした取り組みで革新的に変化することはよくあります。長期的に現場改善のご提案をさせていただいている企業様もあり、父の代で作った治具の更新を息子の私になってオーダーをいただくケースもあります」と語るのは当社の二代目磯村太郎氏である。
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