共通の価値観で働きコミュニケーションが濃密になることで、会社の方向性に対する理解も早まり、社員の成長が急激に進むと共に社内の雰囲気は劇的に変化した。経営品質の4つの柱の実践にむけ、近年のアルメックは従来よりも更に早いスピードで変化を続けている。
価値観を共有しコミュニケーションを高めるための仕組みも積極的に導入している。例えば2017年から導入したコミュニケーションツール「TUNAG」は、仕事の合間や休憩時間でも各自のスマートフォンで閲覧でき、時間的・空間的壁を越えることができる。食事会の写真やサンクスメッセージのアップだけでなく、安全意識向上に向けたメッセージや健康に関するコラムなど、幅広い情報を載せることで目指す企業文化(ワクワク・ニコニコ・ドンドン)の実現に向けた後押しをしている。
誰もが働きやすい職場にしていくために「あいち女性輝きカンパニー」「愛知県ファミリーフレンドリー企業」の認証を取得、近年注目を集めている「健康経営」の取り組みもスタートさせ、「健康経営優良法人認定(中小企業部門)」の認定も得た。現在は「おねむり保健室」のコンサルティングを導入し、睡眠の質を高めることで社員の健康度を高めるというユニークな試みを実践している。
顧客とのコミュニケーションにおいては2009年1月に創刊した営業新聞「アルメックニュース」を毎月発行し、現在は113号、累積発行部数は23,000部を超えた。
誰でもできることを、誰もができないぐらいやり続ける |
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「木鶏クラブやアルメックニュース、経営理念の唱和など、当社は一度始めたことは結果が出るまで取り組み続けます。創業者は『誰でもできることを、誰もができないぐらいやり続ける』という言葉を遺しました。愚直にやり続けることが得意な社風でもあります。それで積み重ねるものができ社員が語り部になった時、それがまた風土として定着していくのだと思います。」
当社の強みは取り扱いアイテムの幅広さと、様々な加工方法を用意してお客様のご要望に的確にお応えできる体制を整えていることである。しかしながら金属リサイクルを取り巻く状況は決して安閑としていられるものではなく、一例として、製鋼メーカーを初めとするリサイクル原料のユーザーは受入基準の厳格化の方向にあり、信頼できる企業からしか受け入れないという動向が強まりつつある。
これらの流れを受け、今後も末永く当社を選んでいただくために「顧客満足度調査」を定期的に実施し、その向上を目指している。頂いたご意見を基に問題解決のご提案をするなど、単なる出入り業者の一つではなくパートナーとなれるよう努力を続けている。技術的には環境に配慮したリサイクル能力を磨いており、2018年には「業界初の『水を使ったJIGによる金属残さの選別』」のテーマで2018愛知環境賞「優秀賞」を受賞した。
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