1. ActiveXオプトイン

1.3 ActiveXコントロールを実行する

(1)Internet Explorer 6.0の場合
Windows XP SP2及びWindows Server 2003 SP1のInternet Explorer 6.0から、ActiveXコントロールを実行する際に確認のポップアップ情報バーが表示されるようになりました。

ブラウザ画面中央付近にこの画面が表示されます。
(以前[今後、このメッセージを表示しない]にチェックをしている場合は表示されません。)
<1>[OK]ボタンを左クリックします。


ブラウザのコンテンツウィンドウの上部に、情報バーが表示されています。
情報バーに表示されるメッセージは、ActiveXコントロールの種類によって変わります。
<2>情報バーを左クリックします。



情報バーを左クリックすると情報バーのメニューが表示されます。
<3-1>ActiveXコントロールを有効にして実行する場合は、[ポップアップを一時的に許可]または[このサイトのポップアップを常に許可]を左クリックします。
<3-2>[設定]にカーソルを当てるとポップアップ情報バーの設定メニューが表示されます。
ポップアップブロック機能を無効にしたいなど、設定の変更を行いたい場合はこの設定メニューから行います。


(2)Internet Explorer 7.0の場合
Internet Explorer 7.0でも同様に情報バーが表示されます。

情報バーが出ているという報告の画面が表示されます。
<1>[閉じる]ボタンを左クリックして画面を閉じます。


情報バーに表示されるメッセージは、ActiveXコントロールの種類によって変わります。
<2>情報バーがブラウザのコンテンツウィンドウの上部に出ているので、左クリックしてメニューを表示させます。


<3-1>ActiveXコントロールを有効にして実行する場合には、[ポップアップを一時的に許可]または[このサイトのポップアップを常に許可]を左クリックします。
<3-2>ポップアップブロックの設定を変更したい場合は、Internet Explorer 6.0と同じように設定メニューから行います。




メニュー画面でInternet Explorer 6.0と僅かですが違いがあります。
メニュー最下段の[詳細情報]なのですが、Internet Explorer 6.0では[情報バーのヘルプ]となっています。
それぞれを左クリックして表示します。


どちらも[ヘルプ]画面が表示されます。
違いは、Internet Explorer 7.0はWindowsの「ヘルプとサポート」画面であるのに対し、Internet Explorer 6.0ではInternet Explorerの[ヘルプ]画面が表示されているという点です。
しかし表示されるヘルプ内容に大きな違いはありません。


(3)Webサイト上のActiveXコントロールの場合
Webサイト上のFlashやWindows Media Playerでの音楽や動画の再生もActiveXコントロールによって動作しています。
Webサイト上に設置されたFlashやWindows Media Playerでの音楽や動画の再生にユーザーの許可はいりません。
Webサイトを読み込んだ時点で自動的に再生されます。
しかしActiveXコントロールの状態が非アクティブのため、ユーザーPCの情報を送ることはありませんし、ユーザーの入力を受け付けません。
ユーザーがそれらFlashなどを操作するには、ActiveXコントロールをアクティブにしなければいけません。
これはInternet Explorer 6.0とInternet Explorer 7.0共通です。


Flashを用いている範囲、Windows Media Playerの操作バーの範囲などにカーソルを当てると[クリックするとこのコントロールをアクティブにして使用します]というメッセージが表示されます。
左クリックをすると、こちらの入力を受け付けるようになるので操作が可能になります。


今回はFlashを用いている範囲を例にしていますので、操作を可能にした後範囲内で右クリックをするとFlashのメニューが表示されるようになります。


1.4 Internet Explorer 7.0のActiveXオプトインとは

Internet Explorer 7.0では、出荷時にプレインストールされているActiveXコントロールであっても大部分を無効に設定しています。
これはActiveXコントロールが悪意のある第三者から狙われやすいことから、危険を回避するために従来悪用されている攻撃経路をブロックすることを目的に、無効に設定されています。
使用頻度の高いActiveXコントロールはアプリケーションに使用されるActiveXコントロールであり、インターネットに接続しないものが多いため、危険性はほとんどありません。
ActiveXコントロールの初回使用時に、有効にするか無効にするか選択する必要があります。

ActiveXオプトインとはあらかじめActiveXコントロールを無効化しておき、必要な時にユーザーに有効にするか無効にするか選択してもらうことによってセキュリティを高めるシステムです。
よって、ActiveXオプトインというセキュリティ機能に任せるだけでなく、ユーザーがActiveXコントロールを安全かどうか判断する必要があります。