1. Outlook Expressの環境をWindows Mailに移行する

1.1 はじめに

現在お使いのOutlook Expressのアカウント設定や送受信メールなどのデータは、Windows Mailに引き継ぐことが可能です。現在お使いのパソコンから(1)Windows Vistaにアップグレードする場合はアカウント設定やメールなどは自動的に引き継がれますが、(2)Windows Vistaを新規インストール(カスタムインストール)した場合、もしくはWindows Vista搭載パソコンを新しく購入した場合はOutlook Express の各種データを Windows Mailに移行する必要があります。

(1)現在お使いのパソコンからWindows Vistaにアップグレードした場合


(2)Windows Vistaを新規インストールした場合(カスタムインストール)もしくはWindows Vista搭載パソコンを新しく購入した場合


(3)Windows転送ツールの準備が整ったら、Outlook Expressの環境を、Windows Vistaへ移行します。実際のやりとりには、「Windows転送ツールケーブル」を活用する方法、「ルーター経由でネットワーク」を活用する方法、「フラッシュメモリやDVDなどの大容量記憶メディア」を活用する3つの方法があります。今回は、転送キーのやり取りに「USBフラッシュメモリ」を活用し、メールなどのデータのやり取りに、「ネットワーク」を活用する方法を紹介します。

※注
Windows転送ツールが使用できるWindowsのバージョンは、Windows 2000とWindows XPです。
現在お使いのパソコンでWindows 2000を実行している場合では、ファイルは転送できますが、システム設定及びプログラム設定を転送する事は出来ません。
現在お使いのパソコンでWindows XPを実行している場合では、ファイル、システム設定、プログラム設定等、様々の物を転送できます。
また、Windows Vistaを実行するパソコンから、Windows Vistaを実行する別のパソコンへもファイル、システム設定、プログラム設定等、様々の物を転送できます。


1.2 Windows Vistaパソコンから転送ツールをコピーする

(1)@【すべてのプログラム】→A【アクセサリ】→B【システムツール】→C【Windows転送ツール】を起動します。


(2)Windows 転送ツールが開始されます。【次へ】をクリックしてください。


(3)【新しい転送を開始する】をクリックします。


(4)【新しいコンピュータ】をクリックします。


(5)【いいえ、他のオプションを表示します】をクリックします。


(6)【いいえ、ここでインストールする必要があります】をクリックします。


(7)現在お使いのコンピュータにWindows転送ツールをインストールする方法を選択します。
ここでは、【USBフラッシュドライブ】を使用してインストールする方法を紹介します。
USBメモリを、新しく購入したWindows Vistaパソコンに挿入します。すると【USBフラッシュドライブ】が選択できるようになるので、クリックしてください。
もし、USBメモリがない場合は、【CD】、【外付けハードディスクまたは共有ネットワークフォルダ】、【WindowsインストールディスクまたはWindows転送ツールCD】のいずれかをクリックしてください。


(8)外付けUSBメモリに、実行用のWindows転送ツールをコピーします。コピー先のドライブ番号は、Windows Vistaによって自動的に設定されるので、【次へ】をクリックしてください。


(9)次へをクリックするとコピーが開始されます。


(10)今回はネットワークを使って進めますので、【はい、ネットワーク上でファイルと設定を転送します】をクリックします。
もし、現在お使いのパソコンとWindows Vistaパソコンがネットワークで接続されていない場合は、【いいえ、CD、DVD、またはリムーバブルメディアを使う必要があります】をクリックします。


(11)この画面が表示されたら、そのまま【はい】をクリックしてください。


(12)【いいえ、キーが必要です】をクリックします。


(13)この画面が表示されたら、作業は現在お使いのパソコン(古いパソコン)に移ります。この画面のまま、次のステップを行なってください。
なお、Windows転送ツールキーは現在お使いのパソコンで転送ツールを利用するときに使用しますが、ここでは「外付けUSBメモリ」に保存されていますので、書きとめる必要はありません。