2.新機能紹介

2.1 クイック検索機能

(1)基本的な使い方は同じですが、画面右上にはWindows Vistaの特徴である【検索ボックス】を備えています。
【検索ボックス】に調べたいキーワードを入力するだけで、何百通というメールの中から目的のメールが瞬時に検索できます。
単語を入力中に検索が実行されるため、検索結果の表示まで時間がかかりません。
Outlook Expressに比べると非常に早く、なおかつ手間もかけず検索ができます。



※Outlook Expressで検索する場合は@【検索】をクリックします。すると【メッセージの検索】が表示されますので、A【探す場所】を決め、B【送信者】、【宛先】、【件名】、【メッセージ】、のいずれかに調べたいキーワードを入力して、C【検索開始】をクリックしてください。
少なくとも4つの手順を踏んでから検索を実行するため手間がかかり、また、単語の入力中には検索は実行されませんので、Windows Mailに比べると検索結果の表示までに時間がかかります。(2)Windows Mailを起動した後、ツールバー内の【ツール】から【アカウント】をクリックします。



2.2 迷惑メールフィルタを有効にする

Windows Mailでは受信トレイで受け取りたくない迷惑メールを、自動または手動で別フォルダに振り分ける機能が追加されています。この機能は標準状態でも有効になっていますが、細かい設定を加えることで、高い確度で、安全なメールと、迷惑かつ危険なメールを振り分けることができます。

2.2.1 迷惑メールを自動的に別フォルダに振り分けるには

(1)【ツール】をクリックし、【迷惑メールのオプション】をクリックします。





(2)この画面が表示されましたら、【オプション】タブの中のいずれかにチェックをいれ、【OK】をクリックします。

2.2.2 迷惑メールを手動で別フォルダに振り分けるには
※セーフリスト・受信拒否リストの作成
(1)【差出人セーフリスト】タブでは、登録したアドレスやドメイン名のメールやニュースは、迷惑メールとしては処理されません。登録には【追加】をクリックしてください。


(2)この画面が表示されましたらアドレスまたはドメイン名を入力し【OK】をクリックしてください。


(3)【受信拒否リスト】タブでは、登録したアドレスやドメイン名のメールやニュースは、常に迷惑メールとして処理します。登録には【追加】をクリックしてください。


(4)この画面が表示されましたらアドレスまたはドメイン名を入力し【OK】をクリックしてください。


2.2.3 海外から送られてくる迷惑メールを防ぐには
(1)【インターナショナル】タブでは、トップレベルドメインや、エンコードリストで迷惑メールを指定できます。【トップドメインリスト】、【エンコードリスト】どちらかをクリックしてください。


(2)次のような画面が表示されますので、トップドメイン、エンコードをそれぞれ選択し、【OK】をクリックしてください。
【トップレベルドメインリスト】


【エンコードリスト】


例: トップドメインリストを選択し、AD(アンドラ)にチェックを入れた場合。
xxxxx@aaa.bb.adのようなADとつくメールアドレスは全て迷惑メールと判断されてしまいます。 ただし、メールの内容をチェックして迷惑メールと判断するわけではありませんので重要なメールにADトップドメインがついている場合でも迷惑メールと判断されてしまいますのでご注意下さい。

2.3 フィッシングメール対策を有効にするには

(1)【フィッシング】タブでは、フィッシングの可能性があるメールから受信トレイを保護し、迷惑メールフォルダに移動させる事ができます。
【保護する】、【迷惑メールフォルダに移動する】どちらかにチェックを入れ、【OK】をクリックしてください。
フィッシングの可能性があるメールは、赤色の表示とメッセージで教えてくれます。


2.4 その他

(1)Windows Mailの【ツール】には【迷惑メールのオプション】の他に【Windowsカレンダー】と【ニュースグループ】が追加されました。


(2)【Windowsカレンダー】では、友人や家族の間で予定や出席依頼を送受信することができます。この機能によって、個人の時間管理が簡単かつ合理的になります。


(3)【ニュースグループ】とは、インターネットを利用した電子掲示板あるいは電子会議室のようなもので、電子メールより効果的に情報の交換が可能です。 このシステム全体の事をネットニュースと呼び、特定のテーマ、目的などにより、多数のグループが存在します。このグループをニュースグループと呼びます。
さらにニュースグループの中には、特定のカテゴリや特定のテーマ、特定のユーザーなどに細分化したサブグループにより運営される場合もあります。