2.2 管理機能
Office Word 2007では、変更履歴の記録や異なるバージョンのドキュメントを、一画面で比較表示させる事ができます。文章を修正する操作は【校閲】のリボンにまとめられていますので、効率よく作業ができます。
(1) 元の文書と変更された文書を比較するには、【校閲】タブの【比較】をクリックし【比較】をクリックします。
(2) ダイアログボックスが開くので元の文書と、変更された文書を選択します。
(3) 画面が3つに分割されて、元の文書と変更された文書、両者を比較した文章が表示されます。
(4) 変更に問題が無ければ、他に変更が加えられないように【文章保護】を設定する事ができます。Word 2003までは変更履歴やコメントといったデータを残したままファイルを顧客などに渡してしまう事があったのですが、Word 2007では【校閲】タブの【文章保護】で、隠しデータを削除し、読み取り専用にするなどの作業を一括して行う設定が可能です。
※同様の作業は【Officeボタン】からも行えます。【Officeボタン】をクリックし【配布準備】を選択し【最終版にする】をクリックすると、読み取り専用にして保存してくれます。
これにより、ケアレスミスによる不要な情報漏えいを避けられます。
※注
アクセス制限を与えるにはマイクロソフトの「Information Rights Management」が必要です。