[2] 計画書作成の基本的なポイントは、具体的な作成手順として、
@ 目標利益を設定する。
(例・・・初年度、次年度、3年目、という様に段階的に利益目標額を設定する。)
A 目標利益を達成するための
・「売上増加」[(例・・・顧客数の増加、新規開拓と現在の良い顧客を維持すると顧客当りの売上高増、付加価値の高い商品・サービスの提供と販売促進策を立てる)]
・「変動比率低下」[(例・・・仕入単価・外注単価の見直しと材料、副資材等の使用量を削減する)]
・「固定費削減」[(例・・・不要資産の売却、予算の内前年比増加している経費の削減並びに人件費の見直し]
の可能性を検討し各々妥当な水準を目標値とし部門別、月別等に分けて具体策を検討することも大事です。
B収支だけでなく、財務面の計画も作ります。計画には、設備投資、資金調達、資本政策(資本構成の是正に長期安定資金の導入を増資や社債の発行)等と共に資金繰り計画も作成する。
[3] 計画書の構成は、
@現状分析を財務分析(財務−過去の決算書について、時系列や同業者との比較を行い、結果の把握と原因を探る)とSWOT(強み・弱み・機会・脅威)分析を活用すると効果的です。SWOT分析は、強みと弱みが表裏の関係にあることを意識して整理することも必要、具体的に整理する、出来るだけ強みを発見する、そして下記の[U]を参照して実行して下さい。
A 計画本文は、経営目標、経営課題と解決策を。
B 収支計画
C 財政計画
D 資金収支計画
E 資金繰表
F 行動計画
G 部門別計画
これらの準備として、各部門別損益計算書を作成出来る仕組みを社内で整えておいて下さい。
H 中・長期計画は3年〜5年〜10年計画と自社の能力に応じて立てて下さい。(創業時の計画では3年程度の中期計画で良いと思う)
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