バックアップしてますか?
さて、普段からPCを使って仕事をされている皆様に質問です。
普段使っているファイルやら、データやらがあると思いますが、
それらがなんらかの原因で失われてしまった時の対応はできていますか?
出来ている方はOKです。
できてない方は。。。とても危険な状態であると認識して頂きたいです。
●バックアップはとても大事!
そこで重要になってくるのは、この項のキーワードであるバックアップです。 バックアップとは、データの紛失や損失、破損などに備えて、データの写しを別のメディアに保存することを差します。
別のメディアとして代表的なものに外付けHDDやUSBメモリが挙げられます。
Aという重要データがPCにあります。 AというデータはPCが故障してしまうと失われてしまう可能性があります。 そこでバックアップの登場です。 バックアップ用のメディア(外付けHDD等)を用意します。 このバックアップ用メディアにAをコピー等しておけば、万が一PCが故障してもAからデータを復旧することができます。 これがバックアップの基本的な考え方です。 |
●バックアップを設定してみよう!
Windows7に搭載されているバックアップ機能を使って、バックアップの設定をしてみましょう。 まず必要となるのが、バックアップ用のメディアです。 今回はPC本体とUSBで接続された外付けHDDにバックアップするものを想定して実施します。
① コントロールパネル ―> システムとセキュリティ ―> バックアップの作成 を選択します。
② バックアップの設定 を選択します。
③ バックアップ保存先を決めます。今回はボリューム(H)の外付けHDDにバックアップを実施します。
ボリューム(H)を選択した状態で「次へ」ボタンを押します。
④ バックアップの対象を選択します。基本的には全てバックアップで問題ありませんので、
自動にチェックを入れ「次へ」ボタンを押します。
⑤ バックアップの設定確認です。設定した内容が表示されます。
バックアップのスケジュールを変更するときは、画面真中にある「スケジュールの変更」から設定できます。
この設定でよい場合は「設定を保存してバックアップを実行」ボタンを押します。
⑥ バックアップが開始されます。この作業には時間がかかりますので、しばらく待ちます。
⑥ バックアップが進行中ですの文字が消えれば完了です。
これで毎週日曜日の19:00から自動でバックアップをする設定が完了いたしました。
任意のタイミングでバックアップを実行したいときは「今すぐバックアップ」を実行すればよいです。
●バックアップからファイルを復元してみよう!
バックアップの設定が完了したら、次はファイルを復元してみましょう。 先ほどバックアップしたデータをPCへ復元する方法です。
① コントロールパネル ―> システムとセキュリティ ―> バックアップからのファイル復元 を選択します。
② 「ファイルの復元」ボタンを押します。
③ 復元するファイルやフォルダを選択します。今回は全てのファイルをフォルダを復元しようと思いますので、 「フォルダの参照」ボタンを押します。
④ バックアップデータを保存したボリューム(H)を参照すると、 「C:のバックアップ」というフォルダがありますので、これを選択して「フォルダの追加」ボタンを押します。
⑤ 「C:のバックアップフォルダ」が復元するデータとして設定できました。 この設定でよければ「次へ」ボタンを押します。
⑥ 復元する場所を設定します。「元の場所」では、復元元データがもともと格納されていたフォルダに復元されます。 対して「次の場所」では、復元元データを指定した場所へ復元させることができます。 全て以前バックアップ時の状態に戻したいなら前者を、 今のデータを残したままバックアップ時のデータが欲しいなら後者を選んで下さい。 復元先の場所が決まったら「復元」ボタンを押します。
⑦ 復元が開始されます。この作業には時間がかかりますので、しばらく待ちます。
⑧ 上図のバーが最後まで行けば、復元は完了です。バックアップ時のデータが復元されていることを確認して下さい。
●PCは精密機械です、常に故障のリスクを考えて下さい!
PCは電気製品、精密機器であるという認識を持ってください。
電気製品には故障はつきものです。壊れれば内部のデータは消えてしまう恐れがあります。
以上のことを踏まえ、『PCに入れたから大丈夫!』ではなく、
『バックアップを取らなければ!』と考えることが重要です。
バックアップを取っていなかったがために、皆様の重要なデータが消えてしまうのです。
こうしたバックアップは様々な設定方法があります。
フリーソフトでも十分に役立つものも多くあります。
バックアップデータを保存するメディアも、数千円~1.5万円程度で購入できます。
バックアップは万が一のための備えです。いつどういったトラブルが発生するとも限りません。
そうしたトラブルから重要なデータを守ることはもはや当たり前となりつつあります。
バックアップはしていない方はこの機会にぜひ行って頂きたいです。