セキュリティお助けマニュアル

【セキュリティ対策のいろは】

何から守らなければならないかを知ろう

f. 盗み見対策

 パソコンを用いた作業中に時々別件が入ることが皆様もあるのではないでしょうか。ほんの少しだけ、と思って席を離れても別件の作業に思った以上に時間がかかり、戻ってくるのに15分や20分経ってしまっていた、ということもありえます。そんな時、作業中に開いていたデータがパソコンの画面に表示されたままだと、様々な人にそのデータを覗き見される可能性が高くなります。
 よって、席を離れている間に覗き見されないような対策も必要です。

 例えば、スクリーンセーバーの設定が離席中の覗き見防止のための対策になります。
 スクリーンセーバーの機能を有効にしておけば、ある一定時間が経過するとスクリーンセーバーが起動し、画面を隠すようになります。
 ただし、スクリーンセーバーを有効にしただけでは誰かがキーボードやマウスに触れた瞬間にスクリーンセーバーが解除され、画面に表示されていたデータが覗き見できてしまいます。
 そのため、スクリーンセーバー解除時にパスワード入力画面に移るよう設定することで、覗き見を防ぐことができます。

 スクリーンセーバーの設定手順は以下を参考にしてください。
 以下はWindows 10(全エディション共通)での設定手順となります。

    1. 画面左下『スタート』ボタンをクリックし、『設定』を選択します。
    2. 『設定』のウィンドウが開きます。『個人用設定』をクリックします。
    3. 『個人用設定』のウィンドウが開きます。『ロック画面』をクリックし、ウィンドウ右側から『スクリーン セーバー設定』をクリックします。
    4. 『スクリーン セーバーの設定』のウィンドウが表示されます。スクリーン セーバー欄にあるドロップダウンリストからスクリーンセーバーの種類を選択します。
    5. スクリーン セーバー欄の『待ち時間』にスクリーンセーバーを開始するまでの時間を入力します。
      そして、『再開時にログオン画面に戻る』にチェックを入れます。 こちらにチェックを入れないとスクリーンセーバー解除時にパスワード入力画面に移らないため、セキュリティを向上させる場合は必ずチェックを入れましょう。
      最後にOKボタンをクリックします。