1.Re瀬ッ戸(りせっと)について
現在、家庭などで不用となったやきものは、不燃ごみとして回収され、処分場に埋め立てられています。これら廃棄された陶磁器をごみとしてではなく、原料として利用したものが「Re瀬ッ戸」です。名前は、3Rのリデュース・リユース・リサイクルの「Re」とせとものの「瀬戸」を表しています。 原料は廃陶磁器の粉砕物(セルベン)と粘土を混ぜ合わせたもので、約20%の割合でセルベンを含んでいるため、この分、粘土の利用量が少なくて済みます。このように「Re瀬ッ戸」は、ごみの減量化、処分場の延命、資源の削減等につながり、資源循環型社会を目指した地球環境に優しいやきものといえます。尚、この「Re瀬ッ戸」は、愛知県陶磁器工業協同組合が中心となり、独立行政法人産業技術総合研究所の協力などを得て、2005年の愛知万博に向けて開発されたものです。
※「Re瀬ッ戸」のロゴマーク・・・「Re瀬ッ戸」とは(瀬戸市内の)家庭などで不用となったやきもの(廃陶磁器)をゴミとして処分しないで、原料として利用する新しいやきものの循環システム、製造プロダクト、そしてその商品をさします。3R(リユース・リデュース・リサイクル)の頭文字である「Re」と「瀬戸」を組み合わせた造語で、この名称・マークは愛知県陶磁器工業協同組合の登録商標です。
| |