「RoboDevelopment」は今回初開催でしたが、同じ主催者が2005年から毎年、マサチューセッツ工科大学のあるボストン地域とカーネギーメロン大学のあるピッツバーグとで交互に「RoboBusiness」を開催しています。これは経営者層をターゲットとしロボットビジネスに焦点を当てたイベントで、年々拡大傾向にあります。
「RoboDevelopment」も毎年開催意向とのことなので、米国における次世代ロボットの展示会としては、春に東海岸で「RoboBusiness」、秋に西海岸で「RoboDevelopment」という形が今後定着しそうな気がします。東では、ボストン地域に本社を有する家庭用掃除機ロボットで有名なiRobotなどロボット製造の企業がメインスポンサーとなってハードウェア関連のイベントを展開し、西ではマイクロソフト、エボリューション・ロボティックスなど西海岸に本社を有する企業がメインスポンサーとなりソフトウェアに焦点を当てたイベントを実施するようなイメージでしょうか。
なお、2008年については、4月にピッツバーグで「RoboBusiness」が、秋にカリフォルニア州で「RoboDevelopment」が開催される予定です。
このように米国での次世代ロボット展示会も、以前の「RoboNexus」のような一般向け普及目的イベントから、現在はビジネス化への取組をよりサポートするものへと発展しています。
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