折り込みチラシには次の記載もありました。「我々は生徒・受験生のやる気に火を点け、その火を大きくし、そして継続してその火を燃やし続ける手伝いをするコーチ・伴走者・応援団であり続けたいと願っています」。この言葉を会社に当てはめるなら、社員のモチベーションを高め、自らの持つ可能性を引き出してあげることが、人事管理、人材育成です。この重要な役割を担うのが経営者、管理職であり、叱咤激励の言葉だけでない具体的な仕掛けや仕組みが必要となります。
では考える習慣を作るためにはどうしたらいいのでしょうか。厳しい表現かもしれませんが、社員の自主性に任せないことです。前述のとおり自立型人材は残念ながらほとんどいません。多くの中小企業はまともな人材を採用することに苦労しているのが現状です。
ならば強制的に考えなければならない仕組みを作り、繰り返すことで習慣にすることを考えましょう。
「強制的」とは継続して火を燃やし続けるために、定期的にマッチで火を点ける機会を作ることです。参加を義務付ける、レポートの提出を義務付ける等を繰り返すことで、「考えるという行動」を習慣化させることに重点を置きます。
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