スギノプレスは、1953(昭和28)年に杉野プレス合資会社として設立し、自動車部品の製造を開始。1978(昭和53)年に株式会社スギノプレスを設立し、営業活動全般を杉野プレス合資会社より継承した。その後、自動車部品・電気機器部品の製造および組み付けを中心に成長を続けている企業である。
スギノプレスには日本経済の歴史をなぞるような2回の転換期があった。1回目は、1973(昭和48)年。第四次中東戦争に端を発した「オイルショック」を受けて日本経済は低迷を迎える。おりしも事業拡大のため足助工場を建設し、操業を開始したすぐ後のことだった。
2回目は2008(平成20)年。米国サブプライムローン問題に端を発した「リーマンショック」で、復調の兆しを見せていた日本の景気を一気に冷ますことになる。まさにSUGINO PRESS(THAILAND)CO.,LTD.(タイ現地法人)の工場を増築したタイミングであった。
「会社の節目節目と社会情勢がリンクしているんです」杉野社長は笑顔で語る。これらの困難を乗り越えている事実が当社のつよみを裏付けている。
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