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職人自らが太鼓奏者の太鼓屋!!
使い手が作るから、音が違う、仕上げが違う!!
左から 六代目 和也/ 娘 未帆/ 五代目 彌一 記事更新日.08.03.03
三浦太鼓店
■お店紹介
・ 主力商品・サービス/ 和太鼓 製造・販売 /太鼓演奏
・ 本店/〒444-0072 岡崎市六供町杉本32-2
・ 電話/0564-21-2271  FAX/0564-24-6266
・ E−mail taikoya@catvmics.ne.jp
http://www.taikoya.net
・ 代表者/ 三浦 彌一
・ スタッフ数/ 3人
・ 創業年度/ 慶応元年(1865年・元治2年)
印刷用ページ
太鼓は、神話“天の岩戸≠ノ登場するほど歴史は永い。
以来、日本の神社仏閣をはじめ、祀り事や芸能文化、演奏活動、祭り、イベントに、太鼓の響きは欠かせない存在となっている。
◆創業140年余、五代目としての抱負は
・ 
和太鼓は言葉で言い尽くせない、不思議な魅力を持っています。
魂に響き、心ゆさぶり、勇気を与えてくれます。
・ 
時代を越え、命の音づくりを受け継ぎ140年余。
親父、息子、娘が太鼓奏者として活動し、常に使い手(顧客)の立場で考え、納得のいく太鼓を作り出すことを使命としています。
・ 
太鼓屋は、岡崎市で唯一の店となりましたが、 伝統と技法を頑なに守り、次世代へ継承していくのも大切な仕事と心しております。
◆三浦太鼓店でしか出来ない、モノづくりの理念とは
・ 
「見て姿よく、音色よし、これが命です」
昔ながらの伝統的な手法を継承し、すべて手仕事で作る。
太鼓づくりはこれがいちばんです。
・ 
今でも胴は欅を主に使い、鉋で仕上げ、数年間自然乾燥させる。皮は牛皮を自らの手で削り仕上げます。
「胴の仕上がりと皮の作り方次第で、太鼓の命である音色が決まってしまいます」一切、手を緩める事のできない緊張する仕事です。
・ 
太鼓づくりの真髄は、皮張りです。根気のいる 作業を何度も繰り返し、音を読み取っては、張り具合を確かめ仕上げて行く、複雑で熟練の技と勘と経験、そして太鼓奏者の感性から「三浦の和太鼓」が生まれていきます。
太鼓の匠の技量と感性が問われる瞬間です。
◆オリジナル品の開発にも意欲的に取り組む
・ 
時代の変化に対応して、新製品の開発にも意欲的に取り組んでいます。
透明胴太鼓や特製桶太鼓(実用新案登録)は、軽量で演出効果も良く、お値打ちな価格が魅力です。
◆自称、「日本一小さな太鼓屋」ですが、仕事には一切の妥協もありません
・ 
太鼓は「喜怒哀楽」を見事に表現してくれます。
正直で、手の抜けない楽器が太鼓です。
・ 
だからこそ、太鼓の打ち手の姿を描きながら、作り手の想いを伝えたい、使い手と作り手の心が一つになって、初めて「いい音」が生まれると思います。
「一生勉強で、終わりはありません」「一つひとつ良い仕事をするだけです」
どんな太鼓でも作ります! 私だけの太鼓を一緒に作りませんか!
◆ 太鼓の演奏を通して、よりよい太鼓づくりを追求する
「職人の仕事は身体で憶えこんでいくもので、理屈じゃありませんよっ」
お客さまの気持ちに合わせて、「たった一つの太鼓」を作ります。
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和太鼓の響きに魅せられた人達との交流を通じて、もっと良い太鼓を作りたい!と、理想の音を極めるため「太鼓」が演奏される「場」へ出来る だけ出かけます。
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お客さまの声を聴き、究極の太鼓づくりに刺激やヒントを貰うため、太鼓チーム「楽風打」(らふうだ)で演奏しています。 息子の「和也」と娘の「未帆」も、太鼓チーム「和太鼓零〜ZERO〜(ぜろ)」でバチを握り、演奏活動をしています。
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二人の子供が後継者として、父親と腕を競い合っています。
職人独特の鋭さと舌を巻く技、演奏家の感性は鋭く、六代目も安泰。伝統は守り続けます。
◆地場産業と、匠の復権を仕掛ける「おかざき匠の会」
徳川家康生誕の地・岡崎は、モノづくりの風土が受け継がれ、匠(職人)の技が地域の資産として育まれてきました。
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「おかざき匠の会」(会員数42名、事業所数39)は、匠の復権と新しい技の研鑽、新商品の開発、新市場の開拓を目的に、岡崎商工会議所の肝いりで生まれ、私も結成時から参加しています。
愛・地球博(エキスポ)に出展し、 活動の幅は、ますます広がりを見せております。
岡崎の匠衆の生み出す産品を「地域資源」「地域ブランド」として、世界市場に向けて大きくはばたかせたいと頑張っています。
株式会社ブレーンプランニング代表取締役。
マーケティングプランナー、コンサルタント。 業務改革、経営指導の他、都市再開発、商業施設計画、中心市街地活性化等に関する企画、指導を行っている。
◆独自の商品づくりと、感動の顧客満足で市場を確保する
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事業は、いつの時代も競争が進歩を生み、新たな商品や商法・サービスを生み出してきました。
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老舗、新規店に関係なく「お客さまに選ばれ、支持され、喜ばれ、信頼される」ことが、企業永続の条件となります。
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「伝統と歴史」を持つ太鼓も、使われる「場」・「シーン」が変わってきました。
過去の常識を否定した販売戦略で、新規市場を開発する。
◆太鼓演奏の出前演奏で魅力を訴求! 伝統・文化活動のリーダーとなれ!
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太鼓との「ふれあいの機会」を多くつくる。
地域活性化のひとつの手法として、各地でイベントが企画開催されているが、 太鼓演奏は、だれでも、どこでも、音を聞けば「心がおどる」人間の持つ潜在的な本能を目覚めさせる、すばらしい力を持っています。
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太鼓に触れる、太鼓を叩く、太鼓で演奏する、太鼓を聴く…さまざまなシーン、場所で「太鼓の魅力」をアピールする。
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太鼓の出前サービスで「三浦太鼓店」の知名度をアップさせ、オーナーの人柄、技能を知ってもらう事で、顧客満足と新規客を確保する。
◆顧客満足度は日本の伝統文化
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売り手よし、買い手よし、世間にもよし の哲学は活きている。
お客さまの声に素直に耳を傾ければ、お客さまとの関係が良好となり、人的ネットワークは広がる。
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太鼓が十有れば、音色も十。
お客さまの好みを完璧に満たすモノを創ってこそ「匠」である。
 
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