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  トップ > 企業ルポ あいちの製品Products Appeal >  株式会社イチハシスタジオ
「豊橋の看板屋さん」は看板集客プロデューサー!
株式会社イチハシスタジオ 記事更新日 2014.01
■問い合わせ先
株式会社イチハシスタジオ
豊橋市東小池町48-5
電話 0532-54-5307 FAX 0532-53-7181
HP http://www.kanbanya-san.com
印刷用ページ

 

看板を通じて企業の集客アップ、繁盛のお手伝いをする「豊橋の看板屋さん」の製品紹介です。しかも、今回は形があって形がない不思議な「看板」にまつわる「あいちの製品」紹介です。

製品は目に見えるハードなものだけではありません。目に見えないソフト的なものも製品と定義しています。例えばレストランのサービス、即ち接客態度、バックグラウンドミュージックから静かな環境まで、いろいろなものが製品と定義されているのです。
企業が顧客に提供し対価を得る物・行為のすべてが製品と考えると「看板」も製品です。しかも、その看板制作を通じて「人的交流と情報拡散」を作用するエネルギーを看板に注入しています。

 
 
■ 価格競争に巻き込まれないために
 

看板設置を検討している法人・個人は必ず相見積を取ります。一度設置すれば、次の設置まで相当期間を要します。時々メンテナンスが生じるものの、看板を設置する法人・個人との商談は金額から入ります。そのため、設置を検討する際、注文者(看板設置を検討している法人・個人)は複数の見積もりを取得します。
結果、金額が重要な判断基準となり、価格競争に巻き込まれことが多々あります。そして建築業関連から注文も多く、下請け構造要素もあります。
このように地方の看板制作会社は、先行きの事を考えると厳しい環境が続くものと思わざるを得ません。

 
■ 自力で自社ホームページ作成 
 

厳しい環境に立ち向かいたい。しかし、市橋社長自身、営業は苦手と自負しています。「看板は如何ですか」と恥ずかしくて言えない性格でした。そのため、ホームページは有効なツールと考えました。しかし費用が発生します。そのジレンマを解消するため、自力で作れるソフト「Jimdo」等を使ってホームページを立ち上げました。 Jimdoとは、誰でも簡単にホームページを作れるWebサービスです。その後は、Twitter  facebookを自力で覚え、それを使ってネットワークを広げる努力をしました。(現フォロワー約40,000人を獲得)

 無料のタイプから、有料のタイプまで様々あって、実際に市橋社長は複数を作成されました。例えば下記のHPはどれも「Jimdo」を使って作ったものです。

・ LEDイルミネーションのHP(Jimdo有料版) http://www.ledillumipro.com/
・ さくら飾りのHP(Jimdo無料版) http://sakurakazari.jimdo.com/

 
■ 自社ホームページ作成からお客様のお店のホームページ支援
 

看板受注依頼の窓口として、また地域との関わりを継続するためにネット環境を意識した「プラスα」が必要と考え、ホームページ支援を始めました。それがJimdo無料ホームページ作成をの推奨支援です。
そして豊橋の看板屋さんが、なんとJimdo公式の(JimdoEvangelist(ジンドゥエヴァンジェリスト:伝道師)に認定されました。 http://jp.jimdo.com/

 
■ お客様のお店のWeb活用支援
 

お客様のお店のホームページ作成の手助けになるようにJimdoを紹介したり、操作方法をレクチャーしたりをする他にも、様々なWeb集客方法をアドバイスしています。
HPの検索上位表示対策SEOのノウハウ、お店にとって有効な口コミソーシャルツール(ブログ、facebook、youtube、twitter)の活用方法、よりお問い合わせを増やすためのHPのコンテンツ作成等々を、お店の業態、スタイルに合わせてアドバイスしています。
また、市橋社長みずから、ブログやyoutubeを使って、お客様のお店のPRをWeb上で展開し、実際そこからの集客効果もでています。

 
■ 市橋社長自身と波長が合うことが始まり
 

ホームページ支援・facebookを通じて市橋社長自身と波長が合う人との交流が広がります。それが看板制作受注へとつながります。確かに仕事のキッカケは生まれますが、市橋社長自身が楽しいと感じる相手、また相手も楽しいと感じる関係が根底にあります。
波長が合うとは、自分の好きな人と思えるお客様です。好きな人と仕事をすると、仕事が楽しくなり、グッドアイデア、グッドデザインが出てきます。 波長が合うから笑顔になります。そして笑顔で有難うと云えることが次の「商売・笑売」へと発展します。笑顔は自分・家族・お客様のWin・Win 関係を作ることが出来ます。

 
■ 看板の奥に潜むニーズを読み取る
 

市橋社長は【お客様と一緒】に、お店の本当の強み、ウリを考え、看板へ表現するとともに、お客様に改めて自社の方向性を見つめ直していただく事をアドバイスすることがあります。お店にはホントはすごい魅力があるのに、それをお店の商品を買ってくれるお客様に伝え切れていない、そんなのもったいないじゃないですか!!!....そんな思いからです。
看板の相談依頼があり、設置希望企業へ足を運び商談を行います。1時間の商談であれば、看板の話はわずか5分です。残り55分はヒアリングです。看板設置依頼者の本音を引き出すことに費やします。
本当のニーズはどこにあるのか?それを確かめることに時間を費やします。マーケット分析力と相手の話を引き出すヒアリング能力が必要です。その端的な事例が100%お任せを受けた、豊橋にある整体院&エスティックサロンさんの店舗看板の施工事例です。

 
■ 依頼者になりきる
 

すご腕の整体師のご主人と、ダイエットマスターの資格をもつ奥様の、ご夫婦で運営しているアットホームなお店【Relax Time】さんです。
Twitterからのご縁で、以前スタンド看板の製作をしました。そして今回は店舗看板のご相談です。今回の打ち合わせでfacebookでも交流のある奥様から、ご指示のあった内容は……「デザインは市橋社長にお任せします」でした。

 
 

市橋社長は早速依頼者本人になりきり店舗の前に立ちました。業態は何だ! 店舗を利用しようと考える客目線に入る不安は何か? 車で前を通過した時、店舗外観はどのように目に映るのか? 様々な視点から看板のデザインを考えました。
その結果、文字より写真が認知され易い。また、気さくなご夫婦のイメージが伝わるイラストをガラスに貼ることにより、店舗内が見えない不安感を無くし、お店に入りやすくする効果を狙いました。
看板設置後はfacebookによる交流が続きます。仕事以外のことで何気なくつぶやいたことが共感を呼び、看板設置依頼者の店舗存在認知となり、最終的には集客効果に寄与することが生まれます。

 
■ 看板プラスα効果
 

西尾市内にある美容室【ルフェール】さんからホームページを見たと看板の依頼がありました。現地へ行き、ニーズを引き出すヒヤリングや、看板を設置する環境の確認&検討等に要する時間を考えると、市橋社長の営業エリアから外れていました。そのためお断りしました。しかし、美容室オーナーから電話にて熱心にご依頼をいただき、オーナー自ら店舗外観の写真を何十枚も撮影し、写真を持ってわざわざご夫婦にて豊橋まで打合せのために足を運ばれました。
オーナーの努力に感動した社長は看板設置依頼を引き受けました。現在も看板を通じた関係は続いています。(ちなみに市橋社長は熱心な人が大好きです)
岡崎でネットの勉強会があるからおいでよ… 豊橋で飲み会があるからおいでよ… 気軽に声を掛けることができる関係です。
ネットに疎いオーナーが今ではfacebookをフルに活用して交流の輪を広げる努力をされていますし、実際に、facebookを始める前には考えられなっかった方達と素敵な交流をされています。

 
■ 看板コンシェルジュ
 

コンシェルジュ(フランス語)は本来「重要な建物の門番」という意味です。そこから派生して、ホテル宿泊客のあらゆる要望案内に対応する仕事になりました。そして現在はホテルに限らず、百貨店やターミナル駅など、種々の施設で見ることが出来ます。

施設を利用されるお客様のリクエストも多種多様です。時には変わった相談や難しいリクエストもあり、そうした場合でもコンシェルジュはお客様と向き合い、あらゆる知識や人脈を駆使して要望に応えようと努めます。そのため、日頃から幅広く情報を集めたり、取引先と良い関係を築いたりしています。
市橋社長のご名刺には「看板集客プロデューサー」とありますが、今回の取材からコンシュルジュの下地を兼ね備えた看板集客プロデューサーと気づきました。

 
 
 
 

工場を見ても普通の看板屋さんです。
しかし看板の裏にある「クチコミ看板」の工場でもあります。
 
■ 周りからPRさせる看板設置
 

イチハシスタジオの看板を至る所に設置できません。しかし、社屋に掲げた看板を通じて会社の存在認知と集客への効果は必要です。マーケティングの視点から看板を考えると、周りがイチハシスタジオを知り、周りがイチハシスタジオを告知(PR)してもらうように仕向ける仕組みに気づきました。その仕掛けがネットです。その仕組みを自社に留めず、お客様へ気持ちよく開示している「豊橋の看板屋さん」です。

 
■ ネットの中にクチコミ看板を設置する
 

クチコミは耳から入り、その評判判定を頭でします。クチコミに人柄まで含ませることが容易ではありません。Twitter facebookなどソーシャルメディアの基本的な使い方などの知識や情報を積極的に提供し、看板設置依頼者の人柄とその社屋・店舗等の雰囲気をインターネット中ににじませる不思議な「クチコミ看板」を張り巡らす「豊橋の看板屋さん」でした。

 
■ 主なホームページ
 

豊橋市の看板屋さん製作工房 http://www.kanbanya-san.com/
豊橋の看板屋さん http://www.toyohashikanban.com/
豊橋&豊川の看板屋さん http://ameblo.jp/toyokanban/
豊橋の看板屋さんFacebookページ http://www.facebook.com/toyokanban/

 

「豊橋」「看板」この2つのキーワードを入力して検索すると上記も含めて驚くほど「イチハシスタジオ」に巡り合います。ご本人は自らを「看板集客プロデューサー」と名乗っていますが、当にその通りです。

 
   
取材・文 YAビジネスサポート 杉本 安行

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