冬から春までは必ずお世話になる「マスク」で知名度をアップさせた「株式会社くればぁ」(以下:くればぁと称します)です。メディアでも取り上げられる機会も多く、フィギュアスケートの羽生結弦選手が2015年3月中国の上海で開催された「世界フィギュアスケート選手権」で着用したマスクで注目を集めました。
くればぁはマスクだけではありません。布団カバー、婦人服、作業服などの縫製会社として現会長が創業しました。(現在はそれらは生産しておりません。)その後、平成13年からは金網から医療用まで高精度メッシュシートの製造と卸売りへシフトしました。
そして自社の高精度メッシュシート使って商品ができないかと思案してマスク製造を試みました。しかし、現在でも高機能マスクの売上より高精度メッシュシートの売上がメインの会社です。 本当にバランスの良い会社です。
今から6年前に中国にて高精度メッシュシートを使った試作マスクを100枚ほど配布しました。中国では高度経済成長の真っただ中にあり、GDPで日本を追い抜き、PM2.5が話題になり始めた頃です。
中国社会は携帯電話が普及しているネット社会でもあります。試作品を貰った方が「いいね!」と発信すれば百人には伝わります。単純に100×100=10,000でないのがネットの世界です。情報伝達スピードと量は想像以上です。試作品の評判を受けて本格的に製品開発に取り組みました。
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