焼き物の産地愛知県常滑市では、数多くの製品が企業から生み出されています。しかし焼き物の性質上、過度の収縮や成形不良による不良品が出てしまいます。近年窯工業の発展に伴い、このシャモット(廃陶磁器)の増加が地域の問題となっています。
シャモットを粉砕して再利用します。具体的には「ピザ窯」「焼却炉」「パン窯」の内側に貼る補強材や焼成機の中で使用するトロッコ台車があります。廃棄された陶器やタイル混合材料のため、見栄えが悪い、収縮が大きいなどの欠点がありました。
シャモットをもっときめ細かく粉砕する、シャモットをノリ状にして型に流し込む等の改良を試みました。その結果、鋳込み成型が容易になり、複雑な形状でも成型が可能になりました。
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