1960年(昭和35年)からこの地で創業しています。当時は帽子、薬、靴下、メリヤス肌着、陶器、腕時計・置き時計、衣料品などを入れる紙箱を扱っていました。形状が異なる商品を入れる紙箱の受注製造が冨田商店の始まりです。大きな生産設備を必要としない家内工業要素が強い製品でもあり、半世紀にわたり当地で続いている理由がそこにあります。
1985年(昭和60年)に入ると、帽子店、肌着店、時計店、衣料品店などの専門小売店が減り始めました。量販店、カテゴリーキラー(大型専門店)の台頭により紙箱の需要が減少しました。そのため、食品の贈答用箱に特化する方向性を打ち出しました。2008年に父親から事業承継して社長に就任し、食品贈答用箱、ギフトの基盤づくりに努めました。
そして現在は紙器事業とギフト事業の2つ柱で会社を支えています。2018年度(平成30年度) あいち中小企業応援ファンド助成金交付決定先とされ、冨田商店ギフト事業として紙製「あそべるチェア」を開発し、2018年11月中旬に販売します。 |