現法人設立時の昭和35年以前は液剤(風邪薬のアンプル)を製造していました。当時はカイゲン化工株式会社でしたが昭和35年5月に栄新薬株式会社へ社名変更しました。その後、小瓶から中瓶の独自充填機を使って極小ロットでのOEM提供、アルミパウチの飲み口を狭くした「ビンロ」まで対応が可能なOEM提供を柱に約60年の歴史がある企業です。
栄新薬の代表取締役 森下 洋社長(以下:森下社長)は3代目です。関西で生まれ、関西で繊維関係の仕事に就いていました。その後、父親の親族が経営していた現会社へ転職されました。
薬事法の改正と千種区千代田橋にあった工場の移転(住宅地へと区画変更が発生)が転機となり、 2010年から3年掛けて業態変更に臨みました。それまで108品目の薬品製造から健康飲料等へ舵を切り、2020年OEMからODM(新薬から新食)へ再び大きく舵を切り始めました。
OEMは、製品の設計や開発、組立図に至るまで委託者が用意します。他方、ODMは、製品の開発から製造に至るまで、すべて受託者が担当します。
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