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ホームページの間接効果は意外にも大きかった(第1回)
加藤澄江 記事更新日.06.08.07
ソーシャル・コーチング・センター株式会社 代表取締役 
■問合せ先
名古屋市東区葵1−25−1 ニッシンビル913
TEL: 052-979-4661  FAX: 052-979-4662
http://www.scc-coach.com
Email:info@scc-coach.com
印刷用ページ
■名古屋と東京でコーチング講座を実施する
   ソーシャル・コーチング・センター株式会社
今号からは新たな事例企業をご紹介する。
ビジネスの世界に限らず人が集う場所においてコミュニケーションはとても重要である。このコミュニケーション能力を向上させてくれるスキルとして昨今注目を浴びているのが、『コーチング』だ。本稿よりご紹介する事例企業は、職場や家庭、最近では医療の分野など多岐にわたりコーチングの普及に取り組んでいる『ソーシャル・コーチング・センター株式会社(以下SCC)』である。

名古屋では中区新栄に、東京では千代田区神田錦町にそれぞれセミナールームを構え営業している。
ホームページの公開は、2003年の創業当初にホームページ制作会社へ依頼し、積極的に取り組んできた。しかしながらおもには会社案内としての位置づけに過ぎず、ホームページからの問い合わせも1〜2件/月程度に留まっているという状況であった。

 
夜間コース授業風景
 
昼間コース授業風景
昨今の急速なインターネット普及の背景もあり、昨年夏、今後は大いに活用することを決心し、戦略的にページを増やし頻繁に更新を行うよう心掛けてきた。このような取り組みにより、今ではグラフ1のような結果を残せるまでに成長している。また問い合わせ数も3倍〜4倍へと増加している。 本稿ではここに至るまでの成長過程をご紹介していこうと思っている。
 
グラフ1
■目指す姿は『コーチング総合センター』
SCCの主な事業は、(1)企業向けコーチング研修、(2)経営者向けコーチング、(3)母親向けコーチング研修、(4)コーチ養成講座、と多岐にわたった事業展開である。

 「仕事(会社)」と「家庭」は人が集う基本単位であり、人々が幸せになれる大きなツボはこの基本単位にあると信じるSCCの基本的考え方に基づく事業展開だ。自社がもっとも大切にし、目指そうとしている姿は『その人の願いを見つけ、実現をサポートするコーチング総合センター』であるという。

このような価値観から、直近の経営課題は『お客様の望む高い専門性、幅広いニーズに応えることのできるコーチを養成すること』である。この経営課題に先立ち、克服すべき課題が受講生の確保であり、さらには公的な機関等にもSCCを広く認知してもらい、ブランドイメージを高めていくことであると自社分析を結論付けた。

■顧客視点
自社分析を通じて、組織としての価値観やビジョンを明確にできたことで、顧客層を明確化することにつながった。顧客には、SCCの目指す姿を起点に『コーチを職業にしたい!』と強く願う独立思考の強い20歳代後半〜40歳代の男女と設定した。顧客を設定したことで、顧客が自社に何を望むか?将来の要求や期待は今後どのように変化していくか?など仮説に基づく、顧客視点からの方針を確立するに至った。

■顧客ニーズが明らかになれば競合他社も決まる
ターゲットとする顧客層が明確になったことで、競争相手もおのずと決まった。今回はホームページを通じた競争相手ということから、リアルな世界において競合となるであろう企業のホームページを徹底的に分析した。 GoogleのPageRank、トップページで多用されている単語、Yahoo!・Google・MSNにおける検索順位、有料ディレクトリへの登録状況、PPC広告掲載状況、サイトの強みや弱み、とあらゆる視点から競合サイトを検証することで、競合他社の検索エンジン上位表示への取り組み姿勢や、自社がまねるべき、あるいは取り込むべきコンテンツ内容を知ることに至った。

■インターネットを通じて受講生を確保
自社・顧客・競合のそれぞれを見直すことで、ホームページを通じてどのような顧客層に、どのような内容を、どのような競合他社を意識しながらアプローチしていけばよいのかが明らかになった。すなわちWebコンセプトが明確になった瞬間である。
コーチ養成講座においては、春秋の年2回受講生を募集し、プロフェッショナルコーチ養成を行っている。2006年度春募集の講座ではホームページを経由して受講生を獲得することを決意し、数値目標として受講生を10名確保することを打ち立てたのだ。
中小企業を対象に、ホームページ戦略策定・SEO対策・アクセス解析・ 運用支援と企業ホームページ全般のプロデュースを行っている。
リップル http://www.rip-ple.com/
あいち専門家グループ http://www.asg.name
経営戦略立案の際に用いられる考え方に、自社分析(Company)、顧客分析(Costmer)、競合分析(Competitor)をセットで実施する『3C分析』がある。今回の事例企業が差し当たって実施したのがすなわちこれだ。

Web戦略においても、この3C分析を実施することで、どのようなコンテンツを掲載すべきかが明らかになり、サイトコンセプトもわかりやすいものとなる。SEO対策などのように検索エンジンで上位に表示されるテクニックも重要となるが、来訪してからサイトに留まってもらい、来訪者に有益なサイトと思ってもらうためにも、ぜひ3C分析を心掛けていただきたい。

次回は、改変時に配慮したSEOタグについて触れたいと思う

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