行政書士は幅広い業務範囲がありますが、代表的な業務に、建設業許可申請があります。
建設業を営む社長様が、許可を取得したい場合に、要件があるのかどうなのかのご相談から、添付書類の案内・申請書の作成・提出までご依頼を頂きます。
私の初めての許可申請も、この建設業許可申請でした。
今でもその社長様には大変感謝しています。
初めて取り組む私に、「失敗しても良いから」と応援していただいたものの、自分は経験・知識が少なく要件を一つクリアするのにも担当窓口へ幾度も足を運びました。
依頼して下さった社長様に申し訳ない気持ちになったり、一部の心ない担当者には、いじめられているんかと勘違いし、一人になると悔し涙が止まらないこともありました。
また最終の書類で、社長様が以前勤めていた建設会社を訪問し、書類をお願いする方法しかなくなり、玄関先で怖くて足が震えた記憶が懐かしいです。
専門書や手引では分からないところは、直接訪問し、ぶつかった経験を次につなげようとドンドン依頼者の代わりになって関係官公署の窓口に突撃していきます。今でも変わらないところです。
現在は建設業許可が当事務所の許可業務中の6割になっていますので、経験した内容(失敗も含め)をまとめた独自の申請シートを活用し、依頼者さんにはいつまでに何が必要かしっかり分かるようにし、より迅速に許可申請の提供をしています。
そして業務の完了とともに依頼者さんから心からありがとうと言葉を頂戴する、とても嬉しい瞬間であり、次への活力であり、行政書士業務の素晴らしいところです。
毎日感謝の気持ちで、全力で業務に取り組んでいくうちに、私の事務所のキャッチフレーズをプレゼントしてもらいました。それは「情熱が商品です。」というものです。このフレーズが一番特長を表していると、同期の男性行政書士に応援を込めてプレゼントしてもらいました。とても気に入っているので、今も名刺に使っています。
一番近くで支えてくれる家族から、応援してくれる知人・友人、業務依頼の紹介を下さる他士業の先生方、「創業プラザあいち」から「あい創会」のみなさん、先輩・同僚の行政書士の先生などみんなの顔が、これを聞いて「なんて思うだろう・・・」と浮かびました。
結論は暑苦しいと言われても(笑)、ちょっと大げさ?となっても、
私自身が「情熱が商品」にふさわしい行政書士になろう!と心に決めた瞬間です。
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