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今から3年前、2009年の私は専業主婦の傍ら、各地のクラフト展に参加して手芸作品を販売しておりました。細々と約7年間活動を続けるうちに、賞をいただいたり雑誌に載ったり個展を開催したりするようになりました。そこで、「趣味の域だけでなく収入につなげたい」と模索する中でVMD(ヴィジュアルマーチャンダイジング)と出会いました。
VMDは商品の展示・陳列で販売促進を図る仕事です。商品をいかに魅力的に見せるかで売れ行きも変わって来ます。
半年ほど東京の会社に通いVMDのレクチャーを受けたり講師助手をしたりするうちに、当初の「自分だけ売れるようになりたい」という考え方が薄れ、「誰かの役に立つこと」に喜びを感じ「もっと多くの人に知ってほしい」と起業を考え始めました。2010年の春でした。
とはいえ、何の経験も伝手も持たず、どうしていいか全くわかりませんでした。
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手さぐりで最初の一歩を踏み出した2010年6月、偶然に大津たまみさんの起業体験談を聞きました。これが私にとっての幸運の始まりでした。「創業プラザあいち」OB・OGの団体「あい創会」の会長（当時）でもあった大津さんの勧めで、すぐにプラザの門をたたきました。
しかし創業準備スペースへ入居した当初は、常駐されている新事業コーディネーターに、何を質問していいのかさえわからない日々でした。ある時、新事業コーディネーターに「VMDじゃない言葉で説明してごらん」と言われました。また別の新事業コーディネーターには「VMDという言葉を使わないで仕事ができるようになれたらいいね」とアドバイスいただいたこともよく覚えています。
その時は「VMDを広めたいのにど うして？」と全く理解できませんでしたが、それも今になってようやくわかって来ました。「見せ方でワクワクする気持ちを伝えよう」と考えることで、小売店だけでなく企業展や家庭の見せ方にまで広がってきました。
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| ■足がかりになった「ビジネスプラン発表会」と「あい創会」 |
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創業準備スペースを利用し始めて1か月が過ぎたころ、幸運にも「ビジネスプラン発表会」に参加できることになりました。それをきっかけに次第に多くの「あい創会（創業プラザOB）」の仲間から励ましの声をかけてもらえるようになりました。
その仲間をロールモデルとし新事業コーディネーターの助言をいただくうちに、少しずつビジネスプランが形になりました。
実績の無い私にとって一番の難題だったモニター店舗の紹介も、大切な「ミセヂカラ」というコピーも、その都度「あい創会」の仲間に助けてもらいました。
そして2010年11月のビジネスプラン発表会に合わせ、開業届を提出しました。
2012年、また幸運に恵まれ、今度は私が「あい創会」で会長を務めさせていただいております。仲間が集い、互いの成長を喜び合い、競い合える場です。当初私が助けてもらえたように、皆の体験から得られた創業の知恵を共有し、次に創業する人へと伝えたいと思っています。「あい創会」の中では様々なコラボレーションも生まれています。私もこの秋に向け、接客講師の伊藤純子さんと共に新しい講座を立ち上げています。
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■「見せ方」の教室・オフィスアールエス
◇「見せ方」と「ミセヂカラ」で魅せる店に。
・商品・什器の並べ方の最適化ご提案
・販売促進のご提案
・販売スタッフさんのスキルアップ講座
◇「見せ方」ではっきり魅せるブースに。
・展示会サポート、会場レイアウトのご提案
・企業展出展サポート、ブースレイアウトのご提案
・企業展・クラフト展 出展セミナー
◇「見せ方」ですっきり魅せる住まいに。
・おうちのレイアウト最適化ご提案
・子育てママのおうちの見せ方講座
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