近年の「健康」ブームは衰えを知らない。「健康産業」という言葉が使われ始めて久しいが、この言葉ができるずっと以前、30年以上も前から健康機器の開発製造を始め、今年創業40周年を迎えたのが小林産業株式会社である。
小林産業鰍ヘ現社長小林俊介氏の父親で、現会長でもある小林驍氏が松下電器を退職後、当時の部下とともに昭和46年に会社を設立、自動制御装置の設計製作を始める。産業用の制御装置の開発納入・エンジニアリングを行い、業績を伸ばしていった。
そんな中、昭和53年、旭硝子鰍ニ共同で消費者向けのクールダウン用途の「アサヒクール」を開発したことをきっかけとして、健康機器の開発・製造へと舵を取ることになる。
翌昭和54年家庭用低周波治療器を自社製品として開発したのを皮切りに、家庭用電位治療器、遠赤外線ヒーターなど次々とラインナップを増やしていった。
現在では売上のほとんどが自社開発商品でとなっている。商品への信頼感の高さから、売上の半分が大手企業向けのOEMで占める。主力の健康・美容関連機器の他、浄水器関連機器や許認可が必要な医療機器まで手がける。
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