ステップアップに向け、新たな事業展開として狙うのは「成長分野への展開」である。
一つは、医薬品の調合ロボットや手術ロボットの医療分野や人型ロボットが行う介護分野への展開である。
もう一つはパワーコンディショナーと呼ばれる環境・エネルギー分野への展開である。 太陽光発電システムや家庭用燃料電池を利用する場合、ソーラーパネルなどから得られる電流は通常「直流」であり、これを事業所や一般家庭で使えるよう「交流」に変換する装置がパワーコンディショナーである。
「再生可能エネルギーの固定価格買取制度の導入に伴い、すでに様々な提案を展開しています。例えば、屋上が平坦な作りの事業所などへは太陽光パネルとインバーター・高効率モーター、パワーコンディショナーなどのお客様の形態に最適な組み合わせを提案しておりますし、将来的には家庭でも需要が出てくるはずです。こうした、新たな分野への展開・提案をすることによって、単なる機器営業に留まらない付加価値のついた事業展開を今後も推進したいと考えています」と将来像を描く宮崎社長である。 |