新産会との関わりのきっかけは「新世代産業指導者セミナー」の受講からでした。
「39歳のときに現相談役の父と社長を交代しました。社長になってからは、どのような会社にしていくかを色々な角度で見てみたいと考え、多くの勉強会に参加してきました」。
「大学は東京に行っていたので地元のネットワークはあまりありませんでした。帰ってきたら鋳物組合で青年部を作ったらどうかという話がありその中に入って活動をしていましたが、同業者の集まりはどうしても愚痴の言い合いになり本音は隠します。新世代産業指導者セミナーの内容を見たとき、“異業種交流”“色々な人が集まっています”“次世代の後継者セミナーです”ということでしたので応募しました」。
「新世代産業指導者セミナーに参加して一番驚いたことは、各地から人が集まって来ますので、色々な人がいることでした。本当にカルチャーショックを受けました。
私は製造業ですから同じことを地道にやりながら成長していこうと考えます。でも、たとえばサービス業の人は“色々なことをやってダメならそれを売って次のこと考える”と考えの転換が素早いのです。
それともう一つは県のセミナーでしたから、直接県とのルートが見えるのです。そのときは中小企業総合指導所といいましたが、そこで“こんなことに困っています”と相談すれば“ここで話を聞いてみたら”と教えてくれました」
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「仲間意識もできますし、色々な業種の話を聞く時間が持てたことは本当によかったです。やはり“情報は待つものでなく自分が取りに行かなければいけない”ということをセミナーに参加して知りました」。
と、人との出会いから多くのことを与えてもらったと社長は当時を振り返ります。
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