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ガソリン価格の高騰に伴い、注目を集める代替エネルギー
記事更新日.06.08.01
サンフランシスコ産業情報センター
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■ガソリン、1ガロン=3.439ドル
ガソリン価格が下がりません。

ここベイエリアでも、近所のスタンドのガソリン(レギュラー)価格を見ていると、今年4月に1ガロン(約3.8リットル)3ドルを突破して以降、依然高騰したままの状態が続いています。3ドルを突破したのは、昨年8月末のハリケーン「カトリーナ」被災直後以来です。

その時は、2005年4月ごろからすでに以前の2ドル前後から2.7ドル前後に価格が上昇していたところへ、さらにハリケーン被災が追い討ちをかけ9月に一時的に跳ね上がったものです。その後、徐々に価格も下がり12月には2.2ドルまで値下がりしたものの、2006年1月ごろからまた上昇に転じ、この6月にはついに3.4ドルまで値上がりしています。

■水素エネルギー社会構築への期待
こうした石油・ガソリン価格の高騰とともに、環境意識の高まりも手伝って、このところ水素、エタノール、バイオマス、太陽光、風力などの代替エネルギーに対する注目が非常に高まっています。

カリフォルニア州では、すでに燃料電池車両の配備・走行や水素ステーションの設置などインフラ整備を促進し、水素エネルギー社会の構築に向け様々な取り組みを実施しているところですが、今年4月、カリフォルニア州を訪問したブッシュ大統領は、「カリフォルニア燃料電池パートナーシップ」を訪れ、クリーンエネルギーであり産油国に依存しなくてすむ水素エネルギーの有用性を強調したうえで、水素ハイウェイ建設を進めるカリフォルニア州および州知事の取り組みを支持、そのリーダーシップに期待するとともに、燃料電池車の開発促進を訴えるスピーチを行っています。

しかし、まだ燃料電池車普及は将来の話と考える向きが大多数で、むしろハイブリッド車への注目が高まっているのが現状です。

■普及なるか、エタノール混合燃料「E85」
日本車メーカーが人気のハイブリッド車にさらに重点を置き、より積極的な展開を目指している一方で、米国自動車メーカー大手3社は、エタノール混合燃料「E85」(エタノールを85%含む混合燃料)で走行できるエタノール車の普及に乗り出しています。

報道によると、既に全米で500万台の「E85」で走行可能な車が走っているものの、「E85」を供給するスタンドが少ないため、そのほとんどがガソリンで走行しているとのこと。そのため米国自動車メーカー大手3社は、エタノール車普及に向けてのインフラ整備などの支援を要請しています。

こうした動きを反映し、エタノールメーカーは生産能力を増強させるなど関連分野の動きも活発化していますし、エタノール燃料、バイオマス燃料に対する一般の関心も高まりを見せています。

■米国でも高まる期待、太陽電池分野
日本、ドイツが市場の大半を占めるというこの分野ですが、北米においても太陽電池ベンチャー企業の動きが活発化しています。

太陽電池への高まる期待から、このところ関連ベンチャー企業への投資が盛んになっているためです。太陽電池企業の株式公開の話題、ベンチャーキャピタルからの巨額の資金調達に成功した企業が太陽電池セルの量産施設を建設する計画や、ネバダ州、ニューメキシコ州での世界最大規模の太陽光発電施設建設の計画などが報じられています。

愛知県サンフランシスコ産業情報センターでは、最近、この分野のスタートアップ企業2社を訪問したのですが、いずれも順調な資金調達のもと、広いスペースの拠点へ移転し、現在、生産施設を整備中で、これから量産を開始していこうとしている企業です。2社ともにヨーロッパや日本への展開も視野に入れつつも、まずはこれからの成長が見込まれるアメリカ市場を重視し、足元を固めたいといった状況でした。

■環境・新エネルギー関連産業への期待
当センターでは、上記太陽電池分野以外にも、水素、燃料電池、バッテリー、風力発電などの環境・新エネルギー関連分野をターゲットとし、県内企業とのマッチングにつながりそうな有望企業の発掘に努めています。先日も水素精製を行っている企業や、携帯用燃料電池の開発を行っている企業、バッテリー関連企業を訪問し、愛知に対する関心度を確認してきたところで、各社ともに環境意識の高い日本でのビジネス、パートナーシップを求めています。

石油価格の高騰、環境意識の高まりとともに、米国での環境関連分野の先端技術にもより一層の注目が集まっている今、米国の環境関連技術を有する企業と、環境先進県をめざす愛知の企業とのパートナーシップが生まれることを期待したいと思います。

 

サンフランシスコベイエリア近郊の風力発電施設
付近一帯に6000個以上の風力タービンが立ち並ぶ

(駐在員 小柳津彰啓)       

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