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  トップ > 経営戦略レポート 海外支援 > 第16回 韓国〜Foreign Investment Weekに参加して〜(前編)
AARIアジア中小企業レポート
株式会社愛知アジア総合研究所(AARI)

記事更新日.13.08.

製造業を中心とした愛知県および東海地域の中小企業に向けて、アジア各都市とのコネクションと様々なソリューションに関わるノウハウをもとに、技術支援、品質管理支援、環境対策支援等、ソフト面での海外進出をサポート。第一弾として、中国江蘇省常州市への進出サポートを展開中。
■問合せ先
〒460-0011 名古屋市中区大須2-23-36 ラディアント大須2F
電話 052-205-8033 FAX 052-205-8034
E-mail info@aa-ri.cojp URL http://www.aa-ri.co.jp
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■第16回 韓国〜Foreign Investment Weekに参加して〜(前編)


執筆者:株式会社愛知アジア総合研究所 代表取締役 乗松薫
1970年名古屋市生まれ。1996年早稲田大学法学部を卒業後、岩手朝日テレビを経て、2000年ヤフー株式会社入社。2003年、名古屋にて株式会社ミルゲート(旧 有限会社エヌ・プランニング)を創業。以後、WEB領域を中心に、ナショナルクライアントから中小製造業まで、数多くの企業の国内およびアジア地域へ向けたプロモーション業務に携わる。専門領域は国内およびアジア市場へのプロモーションプランニングおよびコピーライティング。2012年3月、株式会社愛知アジア総合研究所を設立し、代表取締役に就任。


KOTRAとの出会い

昨年の尖閣問題以来、ご多分にもれずAARI、そして私が経営する広告会社ミルゲートでも、対中国ビジネスにおいては随分と逆風にさらされてきました。 実を言うと、尖閣問題が原因で、例えば常州市政府などの中国側パートナーとの関係が拗れてしまったということは皆無に近く、どちらかというと悩みの種は加速度的に進む日本側クライアントの中国離れでした。

ここでマスコミ批判をするつもりは毛頭ありませんが、連日繰り広げられるデモや日系企業の襲撃に関する報道は、「もしかしたら中国には可能性があるかもしれない」と中国市場への進出を考えだした中小企業オーナーを、「だから中国は・・・」と一気に嫌中派に変えてしまうぐらいの影響力は十分に持っていたようです。

我々としてもクライアント企業の中国離れをただただ指をくわえて見ているわけにもいかず、一気に関心が高まったタイをはじめとする東南アジア方面へと業務を広げていくことを模索し始めたのですが、そんな折に出会ったのが大韓貿易投資振興公社(KOTARA)でした。

少々乱暴に説明すると、KOTRAは日本貿易振興機構(JETRO)の韓国版といったところでしょうか。韓国の貿易振興および韓国への外資誘致をミッションとした組織で、日本では東京、名古屋、大阪、福岡の4都市に拠点を持っています。
我々は名古屋貿易館といわれる愛知・岐阜・三重・富山・石川・福井の6県を管轄するブランチのスタッフとの交流を始めたのですが、当初は正直なころ「今さら韓国というのも・・・」という気持ちを持っていました。それが半年ほどKOTRAと情報交換を続けるうちに「もしかしたら韓国も面白いかもしれない」と考え始めるようになったのですが、ちょうどそんなタイミングで、ソウルで開催される「Foreign Investment Week 2013」への参加の誘いを受けたのでした。

 
キーワードは「Hongaporia」

「Foreign Investment Week」(以下、FIW)は、韓国産業通商資源部(MOTIE)が主催し、KOTRAが主管する管韓国最大の外国人投資家誘致イベントで、今年は10月29日から31日までの3日間、ソウルのロッテホテルワールドで世界各国から約400名の投資家を招いて開催されました。

 


期間中は交流会などを挟みながら、

  • 先端産業(ディスプレイ、半導体等)のための投資誘致説明会
  • 物流関連投資誘致説明会
  • 地域開発、観光レジャー関連投資誘致説明会
  • 日本に特化した自動車、ディスプレイ産業の価値創出説明会
等、各国から集まった投資家に向けて、様々なテーマで韓国の投資環境に関する説明会が開催されましたが、それらの説明会に先立って開かれたオープニングセレモ二―でのINVEST KOREAのコミッショナー、ハン・ギウォン氏のスピーチが私にとっては最も印象的でした。

KOTRA副代表、産業通商大臣の後に登壇したハン氏。彼がスピーチの中で韓国が目指す未来像として掲げたのは「Hongaporia」というキーワードでした。
曰く、「香港の華やかなライフスタイルと、シンガポールのインフラ機能を併せ持つ国としての韓国を目指す」とのことで、Hong Kong、Singapore、そしてKoreaを組み合わせて「Hongaporia」となるわけですが、これには「上手い造語をつくったものだ」、と単純に感心するとともに、今や飛ぶ鳥を落とす勢いのアジア小四龍(韓国、香港、シンガポール、台湾)の一員としての自負を感じました。(造語の中に台湾が登場しないことも、ある種国際関係を象徴しているのかもしれませんが・・・)
そしてこれは同時に、少々曲解かもしれませんが、「輸出依存度の高い小四龍の発展と、内需依存度の高い日本の低迷」といった、韓国と日本との明確な差異の表明とも感じたのです。

※韓国ファイナンシャルニュースのWEBサイトにもFIWの模様が掲載されていて、ハン氏のスピーチも紹介されています。
http://p.tl/PdjL から、Google等の自動翻訳を利用してご覧ください。

 


オープニングセレモニーの後に実施された投資説明会の内容については次回のレポートで触れることにしますが、私が参加した説明会においては

  • FTA先進国韓国
  • 付加価値貿易における日韓の大きな違い
  • 部品は日本、マーケティングは韓国
等々、ハン氏の「Hongaporia」を受けたかのように、日韓の差異を明確化することでプレゼンテーションが進みました。 これは、日本人のプレゼンテーションではなかなかお目にかかれない論法で、もしかしたら参加した日本人の中には不快感を持った人もいるかもしれません。

しかし、だからこそ面白いのだと私は思います。

冒頭で触れた尖閣以降の対中ビジネスにおいて、一気に嫌中派になったクライアントの多くは、「やっぱりタイや台湾みたいな親日国の方がいいよね」と言います。
また、ここ最近の政治レベルにおける日韓関係の複雑化の中で、「やっぱり韓国は・・・」と、これまた嫌韓派に転ずる人たちもいます。

好きか嫌いかでいえば、私はどちらかというと中国も韓国も台湾も好きですが、私たちはビジネスをしているわけですから、好きか嫌いかは関係ありません。 親日国といわれる国でビジネスを成功させることはもちろん重要なことですが、日本からわずか2時間足らずで行ける中国や韓国にビジネスチャンスが転がっているのであれば、そのチャンスをつかまない手はないと考えています。

同じものを見つけるのではなく、違いの中にこそ、実は大きなチャンスが潜んでいるということも有り得るのではないでしょうか。

次回は引き続き、FIWについて触れていきたいと思います。

 
 (次回に続く)


※AARIが提供するサービス、及び常州市プロジェクトの最新情報はAARIのWEBサイトhttp://www.aa-ri.co.jp をご覧ください。情報は随時更新予定です。

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