ここで少し「江陰臨港経済開発区」の概要について触れてみましょう。
「江陰臨港経済開発区」は、2006年に設立された江陰市にある開発区のひとつで、総面積188平方キロ、25万人の人口を有しています。2012年の開発区内のGDP総額は520億RMBを超え、商工業の売上総金額は3000億RMBに達したそうで、立地条件もあり、比較的裕福な開発区といえるでしょう。富士通、信越化学工業など、日系企業も多く進出しています。また、人件費に関しては、2013年発表の資料によると最低給料標準1480元/月(2013年7月1日から)、普通人員1480-2000元/月、技術人員2000-3000元/月、エンジニアと管理人員3000-5000元/月となっています。
これは常州に関しても言えることですが、中国、その中でも発展著しい(既に発展済みの)江蘇省に関しては、所謂安価の労働力を求めて進出する時期は既に終わっています。進出を考えるのであれば、高い人件費をしても尚投資のメリットがある場合、現地企業と技術提携をする場合、現地企業に製品やサービスを販売する場合、といったところでしょうか。いずれにせよ、常州、江陰ともに、中国でも屈指の発展地域に属しているのは間違いないところです。
AARIでは、近接する地域に常州市、江陰市という2つの提携先ができたことによって、より幅広いサービスを製造業の皆様に提供できるようになりました。
その第一弾として、まずは今夏に常州市、江陰市への視察ツアーを実施したいと考えております。現地の視察ももちろんですが、一番の目的は日本企業と中国企業のマッチングです。具体的には日本企業から事前に中国での提携先、販売先等の要望をヒアリングし、常州市中小企業局および江陰臨港経済開発区に対してその相手先となり得る企業選出を依頼、そして日本企業が現地を訪問して選出された企業と面談、といった流れを予定しています。近日中にはご案内できるかと思いますので。ご興味のある方はAARIまでご連絡ください。
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