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「販売・マーケティング」
厳しい時代の、商店街活動と小売業の役割【第二回】
長谷川 道春 記事更新日.10.10.01

株式会社ブレーンプランニング代表取締役
マーケティング プランナー

■PROFILE
愛知県特許等活用製品事業支援事業委員会等 知財 関連各委員、
有望ビジネス事業化サポート事業 委員長((財)あいち産業振興機構) 他
豊田商工会議所専門指導員 他、県下商工会議所で経 営相談にあたる。
地域興し、商店街活性化計画推進、一店逸品運動企 画指導、繁盛店づくり。
企業、団体等で講演、研修セミナー講師。商品開発、 販促計画などに取り組む。
経済紙(誌) 等で執筆多数。
連絡先:〒461-0001 名古屋市東区泉一丁目8−2 澤田ビル
電話 052-951-3321  FAX 052-971-3336
E-mail info@brain-p.co.jp
http://www.brain-p.co.jp  
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U.商店街は地域の顔、マーケティングで独自の魅力づくりを!
1)地域活性化の主役は商店主! 温もりのある街に人は集まり、賑わいが生まれる
都会で生活する人の多くが、隣の人の顔も名前も判らず、近所づきあいがないと答えている。 また、高齢者や単身者にとって「自分の居場所」や「ホッとする場所」がない等、地域社会のコミュニティ機能が発揮されない懸念がある。 
希薄になった住民のコミュニケーション力を取り戻し絆の輪を広げようと、商店街や商店主が担い手となって、祭りやイベントを企画し参加を呼びかけている。地域の結束力を高め、安全で快適なまちづくりを進めるのが狙いで、結果として、商店主たちのモチベーションを高め、地域の活性化に大きな力を発揮している。
また、商店街の存在を形にした「ランドマーク」の設置や、地元の商店街と「市」の出店者が共生する「朝市」の復活が各地で見られるようになった。 

●「御園通商店街(振)」
(名古屋市中区栄一丁目 理事長/松本一義 電話:052−211-5108)
域内に御園座や劇団四季劇場、映画館、シティホテル、老舗等が集積している名古屋城築城以来の由緒ある商店街である。
御園通商店街では、「伝統文化や地縁を大事にしよう!」「美しい名古屋弁が聞こえる街にしよう!」と、独自の街づくりに取り組んでいる。
街の誇りは、日本で最初の台詞付「からくり人形・白波五人男」モニュメントで、毎年「台詞大会」を開催し、歌舞伎の原点を探っている。
・からくりの公開は、毎日10時・12時・13時・15時・15時半・17時の1日6回。
●名古屋市中村区「九の市」
都心では珍しい、毎月9の日に開かれる「九の市」。 
地域のランドマーク「大鳥居と中村公園」を結ぶ参道に60以上の店が並び、賑わっている。
「元気っ!」「これひとつ食べて!」早朝から明るい声が飛び交う「市」は、採れたての野菜や果物、海産物の他、花木、加工食品、安い雑貨品、手作りの品が並ぶ。値段は交渉しだい、売り手も買い手もヤリトリを楽しんでおり、日常生活に溶け込んでいる。素朴な「市」は、広域からの誘客効果があり、観光資源としての期待もでき、地域の元気を盛り上げている。

●太閤花見茶会
中村区商店街(振)連合会(理事長/横江徳広  電話:052-541-0256)が、秀吉生誕の地で主催する花見茶会。名古屋市内の商店街を元気にする「なごや商業フェスタ」のイベントのひとつで、毎年多くの参加者が茶会を楽しんでいる。

2)地域の魅力は何でしょうか? 「一店逸品運動」「地域ブランド」で 地域の資産づくりを!
地域の住民が、なぜ近くにある商店街へ出かけないのか、そのワケを聴いてみると…
@「他所に自慢できるモノがない」
A「おみやげは、これだ!と言うモノがない」
B「何を売っている店か判らない」
C「刺激も感性もない店と、商品ばかり」
D「創意工夫に欠け、感動するモノがない」
と、いった声に集約される。
厳しい現状を打破し、活力を取り戻そう!と、自治体や商工会議所・商工会と商店街等が協働して、新しい価値を創造する「地域ブランド」づくりや、「一店逸品運動」の動きが出てきた。
地域には、個性豊かな「得意技」を持った達人や匠が多くおり、これらの人に参加を呼びかけ、風土・薫り、伝承をコアにし、「ここでしかできない」「ここだからできる」モノづくりで、地域の魅力を生み出す「逸品」「地域ブランド品」が生まれてきた。

3)「地域ブランド」で地域の経済力を高める!
「地域をブランド化」する取り組みで、特産品、伝統工芸品、観光資源、温泉など、地域と密接なつながりのある特長や地域特性を生かし、他地域ではマネのできない商品やサービス、資源を※地域ブランド(銘柄)とするものである。
※地域名と商品・サービス名を組み合わせ登録しやすくすることで、類似品の横行を抑えて特産ブランドを保護し、地場産業の競争力向上や地域振興につなげる狙いがある。(ニッポニカ・プラス 小学館)
・地域ブランドは一朝一夕にできるものではなく、「地域に根ざした本物」をコンセプトに一地域一商品(商材、産品)に絞り込み、英知と努力で築き上げてきた結果である。
・全国的に認知度の高い地域ブランドは、名古屋コーチン-愛知県、八丁味噌-岡崎市、松阪牛-三重県、信州そば-長野県 山形さくらんぼ-山形県、関あじ・関さば-大分県佐賀関町、牛たん-仙台、草加せんべい-草加市、ごっくん馬路村(ゆず)-高知県馬路村、かごしま黒豚-鹿児島県、夕張めろん-夕張市の他「和倉温泉」「京都八つ橋」「三ヶ日みかん」「長崎かすてら」等がある。
今後、モノやサービスの他、歴史的資産、景観、地域伝統芸能・祭り(イベント)等も「地域ブランド」として地域活性化の起爆剤になる可能性がある。

●「ピピッと!あいち」(名古屋市中区栄4-1-1中日ビルB1 電話:052-263-1121)
URL / http://www.pipiaichi.jp/
愛知県産の名品を揃えた特産品アンテナショップで、工芸品、加工品、食品など地域ブランド品が並んでおり、広報と直販で効果を上げている。

4)「一店逸品運動」の意義
・「一店逸品運動」は、商店の「理念」「こだわり」「ワケあり」「いちおし」を、生活者の目線で「見つけ、つくり、提案・提供」する運動で、商店の「体質強化」「意識改革」が狙いである。
・「一店逸品運動」は、地域の高い品質、魅力のある商品など隠れた逸品を知る機会となり、生活者にとって買い物の楽しさが広がり、商店街に足を運びたくなるなど、住みよい街づくりに寄与する運動である。
しかし、スタートは成功しても"次"を打ち出さなければ、ジリ貧になっていく。

■逸品(すぐれもの)づくりを成功させる「モノづくり研究会」の開催を!
・店主や商店街のスタッフだけでなく、外部の専門家、消費者や学生等も交えた「モノづくり研究会」を開催する。研究会は随時開催し、商品・サービスの開発・改善について率直な意見交換や、アイデアの発掘を行い、課題を持ち帰り改善や試作にトライし次回に持ち寄る。こうした活動を繰り返すことで「そうか!そうだったのか!」と気づき、新しい発想や切り口からヒット商品が生まれ、定番商品に育っていく。

■一店逸品運動のメリット
自店や他店の商品・サービスについて、本音で話し合いができる。
・他店のモノづくりにかける姿勢や、ノウハウを知ることができる。
・店同士の連携ができ、ヤル気と刺激が生まれる。
・自店だけではできない、販売促進、広告宣伝活動がローコストでできる。
・新しいお客さまの来店の機会が多くなり、売り上げが上がる。
・県や市・商工会議所・商工会などの研修やイベントに参加できる。

◆「事例紹介」
●愛知県「がんばる商店街」推進事業「一店逸品・逸サービス運動」
実施団体 / 大府商工会議所  〒474-8503 大府市中央町5丁目70番地
電   話 / 0562−47−5000   U R L / http://www.obu-cci.or.jp/
参 加 数 / 54事業所(平成21年度)

●東海市/東海商工会議所「一店逸品運動」
実施団体 / 東海商工会議所  〒476−0013 東海市中央町1丁目2番地
電  話 / 0562−33−2811   U R L / http://www.tokai-cci.or.jp
参 加 数 / 35事業所(平成22年度)

5)街と店のファンづくりが目的「街のゼミナール」で、絆を築く!
お客さまに楽しさを!商店街に人が集まり、商店が繁盛する革新的な活動として注目されているのが「街のゼミナール」で、マチとミセとヒトの交流とファンづくりを目的としている。
・第1回「全国まちゼミサミット in おかざき」が、本年8月に岡崎市で開催され、各地の活動事例が発表された。
・商店主が講師となって、専門知識をお客さまに「無料で提供」する事業で、逸品の製作実演や店主の技などを体験するもので、カルチャーセンターとは一味違う気安さが人気となっている。
・商店は目先の利益を追わず、楽しく学ぶ「楽習」が成功の要因である。
・まず商店(街)に来ていただくためのキッカケとする。
・商店(街)にどんな商品やサービスがあり、どんな人達がいるかを知っていただく。
・商店街での買物の楽しさ(お店とのコミュニケーション)を体感していただく。
・また、商店(街)はお客様から何(商品、サービス、情報など)を求められているかを知る機会と捉え、今後の商店経営の参考とする。

◆「事例紹介」
●岡崎市「得する街のゼミナール」
実施団体 / 岡崎まちゼミの会・街情報ステーション(未来城下町連合・岡崎市・岡崎商工会議所)
〒444-0045 岡崎市康生通東2丁目43
組  織 / 代表・松井洋一郎(みどりや代表取締役) マネジャー・和田成夫  運営委員10名
電  話 / 0564―22−5720  U R L / http://www.okazakicci.or.jp/
参 加 数 / 55事業所(平成22年)   受講者数 / 840名〈293講座〉(平成21年)



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