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特許技術を活かしリサイクルプロジェクトに取り組む
小西正夫 記事更新日.06.12.11
株式会社トピア 代表取締役
■問合せ先
株式会社トピア
〒446-0053 安城市高棚町東山72
TEL: 0566-92-6111 FAX: 0566-92-6466
http://www.topia-k.co.jp/
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(財)あいち産業振興機構では、愛知県内で創業しようとする起業家、創業3年未満の中小企業者、新分野に進出をしようとする中小企業が持っている新規性、独創性、市場性のあるビジネスプランを各分野の専門家が評価をする「事業可能性評価」事業を行っています。

事業可能性評価委員会が評価するポイントは、経営者の事業意欲、経営能力、技術の独自性、商品化の可能性、採算性など多岐にわたります。

今回紹介する株式会社トピアは革新的な製法特許技術を核にマテリアルリサイクル事業を推進。平成17年度に当機構の事業可能性評価委員会において「A評価 事業成立可能性大」を獲得するなど、事業内容の優秀さが評価され注目されている企業です。

■技術開発に賭ける情熱

同社は1978年、代表取締役の小西正夫氏が設計事務所として設立。プレス金型の設計から溶接部品の組み立て装置、エンジン部品の組み立て自動化装置等の設計製作へと事業分野を拡大。提案・開発型企業として取引先から高く評価されています。

小西社長の技術開発に賭ける情熱が同社の成長の原動力。そして「無から有を生む」秘訣は、あらゆる業種の技術、機械を開発した経験から培われた開発ノウハウだといいます。

「機械装置でも取引先から“これを作ってくれ”という話がくるようではダメです。こちらから“これを作ったほうがいいですよ”と提案できなくては信頼を得ることはできません」。

物づくりの基本と発想を熟知しているからこそ、取引先のニーズを先取りした提案ができるといえましょう。それだけに、研究開発に対するこだわりは人一倍です。

「当社は一号機しかやりません。量産装置になったら請け負いません。見積もりも出しません」。
「たとえば工作機メーカーは工作機を作るノウハウは持っていますが、今までなかった物を作っていこうという発想はありません」。
「試作品から、生産設備装置の研究・開発まで一貫した研究・開発を完成させるためには、様々な経験と実績がないとできないものです。過去の経験と現場を熟知したノウハウがないとできない」。

■マテリアルリサイクル事業へ挑戦

これほど取引先から評価されている同社ですが、現在は脱自動車関連事業を目標としています。

「今は新規事業として環境関連の研究を進めています。21世紀は、環境事業が発展するものと、10年も前から研究開発に力を入れてきました」。

この新規事業がマテリアルリサイクル事業です。そして事業の核となる製法特許技術を作り上げたのが小西社長です。

プラスチックは用途によって材質が違います。たとえばペットボトル。本体はPET樹脂、キャップはポリプロピレン。自動車ではバンパーはABS樹脂、ラジエターグリルは強化ポリエチレンなど多くのプラスチック材料が使われています。このような材質の違いがリサイクルに対して様々な問題要因となっていました。そして廃プラスチックを選別することなく溶融成形を施した場合、成形された製品は機械的強度が弱くなり、ほとんどの用途において使用に耐え得ることができない商品しか作ることはできなかった。

■基礎技術へのこだわりが特許技術を生む

この難題を解決するために、多額の資金と10年間の基礎研究期間を要してきました。

「高分子化学の分野において、分離・分別せずにマテリアルリサイクルできる製法特許技術は世界で私しか持っていません」と語る小西社長。

この技術は廃棄物資源の有効利用、二酸化炭素排出問題等、環境問題等、時代の要請に対し、大変な関心をよびおこしました。

小西社長には「マーケット」という発想はありません。

「我われは技術が第一優先です。営業活動は一切行いません。技術力によってマーケットは開拓できると信じています。技術力によって環境問題を解決するために、さらなる研究・開発を続けています。水・空気・森も大切な資源です。TOPIAは、環境の改善と、資源の有効活用を新たなテーマとして常に研究・開発を進めています」。

■事業可能性評価が認める市場性

同社が事業可能性評価において「A評価 事業成立可能性大」を受けた事業は「リサイクルプラントの開発および再生資材の生産・販売」でした。

多種類の廃プラスチック樹脂と古紙、木片、繊維くず等を土木建築資材・建築資材・電磁は吸収材として生まれ変わらせます。

このマテリアルボード成形プラントを導入したコンクリート用型枠材を製造・販売するメーカーも生まれ、市場性の高さを証明しています。また国内企業だけでなく外国からも引き合いがくるなど同社のリサイクル技術に対する評価は世界的に高まっています。

■社名に込めた思い

同社は2000年に社名を株式会社トピアに変更しました。

米・英・フランス語の語源の一つであるラテン語では環境の造形を意味する言葉として「TOPIA」を起用しています。社名に込めたのは同社の技術を活かし環境への保全と提案に務めていく思いです。

水・空気・森も大切な資源です。技術により、大切な自然環境を守り、限られた資源の有効活用を図るため、革新的な特許技術を活用し資源循環型社会実現の一翼を担う株式会社トピアのこれからの活躍に期待します。

(取材・文 小藤経営労務事務所 小藤省吾)
 

財団法人あいち産業振興機構の事業可能性評価制度についてはこちらをご覧ください
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