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  トップ > 企業ルポ 支援企業に聞く > 太田工業株式会社
目指すもの、それは「業界オンリーワン」
太田 善夫 記事更新日.08.04.01
太田工業株式会社 代表取締役
■問合せ先
太田工業株式会社(工場)
〒444‐0005 岡崎市岡町上野川111番地
TEL 0564‐51‐8029  FAX 0564‐54‐0903
http://www.smile.cci.or.jp/hp/ohtamac/
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(財)あいち産業振興機構が行う下請取引あっせん事業は、受発注の紹介・あっせん、発注企業情報の収集・提供など幅広いメニューで新規取引先の開拓を図る企業をサポートしています。
また県内外の発注企業と県内の受注企業が直接個別に商談できる商談会を開催し受注機会の拡大を図っています。
今回は商談会を取引先の開拓、会社のPRチャンスとして積極的に活用している太田工業株式会社 代表取締役社長 太田 善夫氏に商談会の魅力と企業経営にかける思いを語っていただきました。
■商談会は皆勤賞
愛知県岡崎市にある太田工業株式会社は商談会では発注企業からの面談希望が数多く寄せられる大物部品加工メーカーです。
あいち産業振興機構(当時は愛知県中小企業振興公社)との出会いは平成11年からでした。取引先の開拓のために積極的に受注あっせんを活用、毎年開催される商談会にも積極的に参加 をしています。

太田工業の魅力は5台を数える大型五面加工機。
多品種・少量の大物部品加工を5台の機械を効率的に使用し短納期、低コストを実現できる企業としての評価は商談会で毎回数多く寄せられる発注企業からの面談希望で明らかです。

「名古屋と三河地区の商談会は皆勤です。数多くの大手メーカーとの取引も成立しています。今は忙しくて仕事を受けることが難しい場合もありますが会社をPRする機会にもなると思い参加しています」。

太田社長が「あいち産業振興機構のおかげです」と語るように、商談会を取引先の開拓だけでなく会社を知ってもらうための情報発信の手段としても活用するなど、頼りになる存在としてこれからも「あいち産業振興機構」を積極的に活用していく考えです。
■大型五面加工機の導入
太田工業は現在5台の大型五面加工機を保有しています。第一号機導入のきっかけは取引先からの要望でした。当時は主力取引先の鋳物メーカーM社が製造する部品の機械加工を手掛け、業績も順調に推移し会社の将来に不安も無い時代でした。

納入先である大手機械メーカーにM社の営業担当者と訪問したとき、メーカーの担当者に「太田工業に五面加工機があるとコストダウンになって助かる」と言われたのです。

当時大手機械メーカーはM社が鋳造した部品を自社工場に持ち込んで荒引加工をし、それをA社に運び焼鈍して、再度自社で加工をするという工程の繰り返しで手間やコストがかかっていました。この加工をする時に大型五面加工機が使われていたのです。

当時の中小企業では大型5面加工機は導入が少ない設備で経験も無く、しかも高額な資金が必要でした。しかし、太田社長は取引先からの【助かる】 この一言をきっかけとして、大型5面加工機の導入に踏み切りました。失敗したら会社の存続は危ぶまれるリスクを背負っての決断でした。そして今後は『大物部品加工を主力にしていく』という経営方針を決断した瞬間でもありました。

昭和61年の一号機の導入がきっかけで「M社に注文すると大物部品の加工まで可能」の評判となり、それに伴いM社だけでなく大物部品加工が出来る企業として、他社からの依頼も急増してきました。
取引先の要望にこたえる形で2年後の63年に2号機、平成元年に3号機、3年に4号機と設備投資を敢行しバブル景気の波にも乗って仕事量も旺盛、大型五面加工機を4台持つ大物部品加工メーカーとしての基盤を確立したのです。
■不況下での決断
順調に成長を続けた同社が危機に陥ったのはバブル景気の崩壊による仕事量の激減でした。

「当時のことはあまり話したくないですね」というほど太田社長、従業員にとって苦難の月日が続きました。
多くの同業者が倒産、廃業する中で同社が生き残ったのは多くの経営者が犯した過ち、つまり本業以外の財テク投資をしなかったことにありました。

バブル景気時は仕事量も旺盛で利益も上がっていきました。一部の経営者は何千万円のゴルフ会員権をいくつも持ったり、また土地の購入をしていました。 わが社は本業以外には資金を使用しないと社訓まではいかなくても決めていました。

長引く不況、しかし平成12年、5台目の大型五面加工機の導入に踏み切ります。

工作機械メーカーの工場が一部閉鎖に伴い社内設備である5面加工機の売却話がありました。
優れた設備部品等を値打ちな価格で購入することができました。まだまだ不況の真っ只中というリスクを背負ながらも先を見据え決断に踏み切りました。

5台の大型五面加工機を持ち大物部品加工ができる同社の強みは、平成16年中旬から始まった景気回復の波によってその力を発揮します。
「大物部品加工は太田工業」の評判で受注案件が殺到しうれしい悲鳴を上げています。
旺盛な仕事量に対応するため6台目の五面加工機の導入も検討課題となっています。
■全従業員で取り組む5S活動
同社の評価を更に高めたのが全従業員での5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)活動です。平成15年から取り組んだ5S活動も今は従業員一人ひとりの意識に定着し創意と工夫で作り上げた作業環境の整理整頓、徹底した在庫管理が行われる工場は見学者が訪れるなど評判となり、経済新聞にも取り上げられるほどになりました。結果として不良率ゼロ、取引先の信用度の向上と成果も上がりました

5台の大型五面加工機から生まれる大物部品は多彩なニーズに対応し、短納期、低コストを実現、また5S活動により実現できた予防保全から生まれる設備、整理整頓された工場に対する安心感は高品質と信頼の源です。
業界オンリーワンに向けて体制は整いました。太田工業の更なる飛躍に期待します。

(取材・文 小藤経営労務事務所 小藤省吾)       
 

■ 下請取引の紹介・あっせん 、商談会についてはこちらをごらんください。

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