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全ては縁だと思います…勘違いから始まった創業物語
八幡 博美 記事更新日.08.12.01
ヤハタ薬局 二ツ杁店
■問合せ先
ヤハタ薬局 二ツ杁店
〒452‐0055 清須市西枇杷島町北二ツ杁60番ー2
TEL 052‐784‐8814  FAX 052-784-8817
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創業を目指す皆さんが最初にぶつかる壁は「本当に自分は創業できるのか」という不安でしょう。

創業への夢はあってもそれを「具体化する方法がわからない」「相談できる相手がいない」といった実現に向けての課題を解消するため、あいち産業振興機構に創業プラザあいちがあります。
「創業準備をする場所がない」「相談できる仲間や専門家がいない」といった悩みに「創業準備スペース」や「交流・情報提供スペース」を用意し、創業に対するノウハウを持ったコーディネーターが皆さんの夢の実現に向けてバックアップをします。

今回紹介する、ヤハタ薬局二ツ杁店 八幡 博美さんは「創業プラザあいち」の創業準備スペースを利用し平成20年4月1日に開業を実現しました。
■勘違いから始まった創業物語
博美さんが創業を目指すきっかけは勘違いから始まりました。
「弟が薬局を探している先生がいるという話を聞いてきました。その先生はお世話になった先生ではなくて他の先生だったのですが、勘違いをして弟と二人で資料を持って飛び込んでいったのです。話を聞いていただいて、先生もいつかは院外処方でと考えていたこともあり、最終的にご一緒していただけることになりました。」

この出会いが創業に向けてのスタートでした。創業準備から開業そして薬局経営までを担うのが、当時名古屋市内の薬局に薬剤師として勤務していた博美さんでした。すでに弟さんとお父様は一緒に薬局を営んでいたものの博美さんにとって創業はまったく初めてのチャレンジでした。
■創業に向けて…創業プラザあいちとの出会い
創業に向けての準備を始めたものの最初は戸惑うことばかりでした。
「薬局の経営を考えたことも無かったので何をしていいかわかりませんでした。母が“愛知県で何かやっているのでは”と言ったのでインターネットで調べて、あいち産業振興機構の創業プラザあいちを知りました」。

「すごく怖かったですね」当時の正直な気持ちでした。「笑われてもいいからぶつかってみよう」と勇気を奮って創業プラザを訪ねたのが平成19年1月。この決断が数多くの出会い、縁を生み創業につながっていきます。

博美さんにとって創業プラザあいちの創業準備スペースでの出会いの数々は貴重な経験でした。
「仕事が終わってから行くことができます。午後9時までやっているので仕事が遅くなっても2時間は使えました。定時(5時)で終わっていたら行っていなかったと思います。先生がいるのでそこで作った創業の企画などを見てもらいアドバイスをすぐ得られることが大きかったですね」。

初めて作る事業計画への不安も仲間の存在が解消してくれました。
「同じ時期に入った皆さんが“こんな形で作ったよ”と見せてくれて、それを教科書に自分の場合に置き換えて作り、それをコーディネータの先生に見てもらいました」。

また創業に向けての準備に伴う疑問や不安も仲間の力添えで解消していきました。
「建物の建築や銀行のことを独り言のように話すと誰かが寄ってきて“今度会うから一緒に会ってみる?”とか“紹介してあげるよ”とか、そこで押し付けられたり、断れない雰囲気だったら二度と行かなかったと思いますが、“断ることも全然問題ないから”という形だったのですごく有り難かったです」。

「人見知りをするんです。患者さんと話をするのは大好きなのですが実はとても苦手なんです。創業プラザとあい創会で、皆さんが最初は片隅にいた私を慣れさせようといろいろな人に出会わせてくれました」。

「創業に関しては皆さんからアドバイスを受けるばかりだった」と語る博美さんですが、自分の知識を活かし創業準備で少し疲れ気味の皆さんに健康相談でお返しをしていたそうです。

「開業だけなら専門の方に任せれば半年でできたと思います。丸投げをすれば出来てしまうのですが、それでは何も判らない、判らないまま進むのは嫌いなので創業まで1年半かかりましたが、いろいろな経験ができこれだけかからなければ到達できなかった、必要な時間だったと思います」。  
■創業して感じたこと、気づいたこと
平成20年4月に開業し半年を過ぎました。経営者になって今までとは違った責任の重さを感じています。
「経営者は孤独とよく言われますがそれをすごく感じます。相談することは簡単ですが誰も答えを出せるわけではありません、答えは自分が出さなければいけません」。
「創業前と今との違いは責任の感じ方です。勤めていたときはとりあえず最終的に何とかなっていました。それは誰かが何とかしてくれていたのかもしれません。それが本当に自分が何とかしなければ何も動かないことを今感じています。」

創業し多くの責任を負うこととなった今、経営者の先輩であるお父様について伺いました。
「小学2年生くらいから薬局をやっているので、冷え込んだ時期でも私と弟を大学に行かせてくれて、今まではなんとも思っていなかったのですが、とてもいろいろなことを考えて今まできたんだな、すごいなと思います。家では仕事の話は一切しませんから、いろいろなことを考えているとは思っていませんでしたし、薬を売ればいいのでしょと思っていたくらいでしたから、父が一人でやってきてパワフルだったんだと思います。かんばって父のように長く続けられたらと思っています。」
■創業の志を忘れずに
創業を決意してから開業まで、多くの人との出会いと縁に支えられてきました。開業してから今まで心掛けていること、そしてこれからの夢を伺いました。

ヤハタ薬局二ツ杁店



「開業から半年たち日々ありがたいことに忙しいです。ついつい煩雑になると忘れがちになりますので、“私は何をしたかったのか”、私がしたかったことは“患者様に対して精一杯のことをしたい、そのために始めたんだ”ということをよく思い出します。基本だけは忘れたくないですね」。

「夢を語るというのであれば、今やっている調剤に加え漢方の勉強をしているのでこちらのほうでより深く皆さんにいろいろなことを伝えていけたら、お役に立てたらと思います」。

「お店を大きくということはあまり急いでいません。全ては縁だと思っています。素晴らしい先生と出会えたのも、お店を開けたのも縁があってのことだと思います。だからあまり焦ろうとは思っていません。今やっていること、やろうとしている仕事をきちんとして、ある程度身に付いたら次の展開が生まれると思っています。縁があれば次のことも考えてもいいかと思いますが、今確実にすることをして、それを患者様や先生が見ていてくださって、その方々が何かをしようとしたときに私を思い出してくださってお話が来るのではないかと思っています」。

「とても頑固です」と自らの性格を語る博美さん。お客様に「そうだん」から生まれる安心と健康を提供する薬局作りに期待しています。

(取材・文 小藤経営労務事務所 小藤省吾)       
 

■ 創業プラザあいちについてはこちらをごらんください。

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