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  トップ > 企業ルポ 経営革新に挑戦する中小企業 > 株式会社丸福繊維
衣料を通じて人々の快適性の向上に貢献し、
常に新しい提案を続ける
代表取締役 村瀬 和男
常務取締役 村瀬 智之
(※平成27年12月時点)
 
株式会社丸福繊維
■主要事業
ワーキングウェア企画・製造、オフィスユニフォーム販売
■問い合せ先
株式会社丸福繊維
〒445-0074 愛知県西尾市戸ヶ崎町豊美5
Tel.0563-54-2525
http://www.marufuku.ne.jp/
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「経営革新計画の承認を受けて、特許審査請求料の減免制度を活用させてもらったが、社員と目標を共有できたことが大きかった。」と語る村瀬智之常務。来年2016年からは、父の後を継いで3代目社長に就任予定だ。

「仕事を通じて農業の役に立ちたい!」代表取締役である村瀬和男氏の父親である創業者・村瀬忠雄氏の企業理念である。忠雄氏は、こうした思いを胸に、1952年に丸福繊維工業所を創業し、農作業衣料を中心とした企画・製造を始めた。その後1983年に法人化して株式会社丸福繊維となり、ユニフォームやワーキングウェアの卸販売を開始。2001年には、現在も自社製品の柱の一つである、暑さ対策帽子「涼かちゃん」の生産・販売を行うなど、順調に事業規模を拡大してきた。

株式会社丸福繊維の強みは、創業時から農協としっかりとした繋がりを構築していること。和男社長は、「農家の方のリクエストや悩みを聞いて、当社の強みやシーズに合わせた製品開発に活かしている。」と語る。滑ロ福繊維は、こうした強みを活かし、順調に売上を伸ばしてきたものの、景気の低迷やユニフォームの卸販売への大手ライバル企業の参入等によって苦戦を強いられ、2009年には営業赤字を計上するに至った。和男社長の息子・智之氏(現常務)が他企業での修行を終え、入社した2008年は、まさに、そうした厳しい状況下であった。

「経営計画」の必要性を感じていた

株式会社丸福繊維は、半世紀を超える歴史を有する企業であるが、これまでに長期の「経営計画」を策定したことはなかった。右肩上がりの経済でならそれでも良かったが、少子高齢化で農業従事者はますます高齢化し、市場自体も縮小していくことが予想された。智之常務は、「そのような情勢の中では、しっかりとした成長シナリオの下に、経営を行っていく必要がある。」と感じていたが、具体的な対処法を持ち合わせていたわけではなかった。

そうした折、(独)中小企業基盤整備機構中部本部の近藤プロジェクトマネジャーから「経営革新計画にチャレンジしてみてはどうでしょうか?」とのアドバイスを受けたのが、計画作成に取り掛かるきっかけであった。作成にあたっては、(公財)あいち産業振興機構の専門家のアドバイスを受けた。


計画作成時に自社を見つめ直す

計画を作成した2010年時点では、売上の6割がユニフォームの卸販売、残り4割が自社製品であったが、智之常務は、「自社製品をもっと強化していかないと今以上の売上拡大は見込めない。」と感じていた。既存の製品は、夏の農業従事者向けが中心であったため、「漁業やスポーツの他分野にも拡大していきたい。」「冬期向けの商品を開発したい。」との思いがあり、それを具現化するため、「自社製品の販路拡大と冬期向け新商品の開発」をテーマに計画を作成。愛知県から経営革新計画の承認を受け、新商品開発に必要な特許審査請求料の減免制度を活用した。

この計画に基づき、農協以外への販路拡大、「ぬくぬくヤケーヌ」を始めとした新製品の開発・販売を進めた結果、計画終了時の2014年には、目標を上回る売上を達成すると同時に、自社製品が、売上の7割を占めるまで拡大した。
自社製品の販路拡大

販路拡大ができた大きな要因は、2つある。
1つは、大手小売店での販売である。智之常務の粘り強い開拓活動が結実したもので、2012年に大手小売店の名古屋店だけの販売だったものが、2013年には全店舗にまで広がっている。しかし、智之常務は、これに満足することなく、「大手小売店では移り変わりが激しいので、製品の普及活動を進めていき、根付かせていかないといけない。」と気を引き締めている。

もう1つは、本格的なWEBショップでの販売である。これを「利用者から直接反響が聞ける重要な販路」と位置づけ、計画終了時の2014年には、売上の10%を占めるまで拡大させた。智之常務は、今後の戦略について、「新商品をまずWEBショップで先行発売し、その中で反響が良かった商品を小売店等に提供していきたい。」と考えている。

新たな目標に向けて

承認を受けた経営革新計画は、2014年をもって終了したが、滑ロ福繊維は、その後、この時培ったノウハウをもとに、新たな5カ年の経営計画を独自に作成した。新たに作成した計画には、(1)家業から企業への進化、(2)企画開発型企業へ、(3)WEBを含めた通販事業の強化、といった目標が掲げられている。 2016年には、智之常務が新たに3代目社長(代表取締役)に就任する予定であり、「今後は、社員1人1人の能力を引き出す人材育成に注力していきたい。」と語る。株式会社丸福繊維は、また新たな目標に向けて歩み始めた。


経営革新のポイント



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