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  トップ > 企業ルポ 経営革新に挑戦する中小企業 > 豊橋倉庫株式会社
創業から今日まで地元の地域性を重視し、安心と信頼の物流サービスを提供
代表取締役社長 石川 誠  
豊橋倉庫株式会社
■主要事業
倉庫業
■問い合せ先
豊橋倉庫株式会社
〒440-0862 愛知県豊橋市向山町一本松1-1
Tel.0532-54-1138
http://www.t-soko.com/
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豊橋港は、三河港のうち豊橋市に所在する一港区。かつては豊橋港として独立した港湾だったが、1962年(昭和37年)に豊橋港・田原港・西浦港・蒲郡港の4港が統合し、三河港となった。現在でも豊橋市内の道路案内標示などで現在の三河港となる前の名残から、豊橋港という表記がされている。また、自動車の輸出入で国内有数規模であり、自動車メーカー等の輸入整備工場やパーツセンターなどの施設が置かれ、「ものづくり」を支える国際貿易港である。

1946年(昭和21年)に豊橋市内の蚕糸業者の繭を保管することを目的に創業し、現在は豊橋港を拠点として自動車関連会社からの製品の保管を主に、安心と信頼の物流サービスを提供してきたのが、豊橋倉庫株式会社である。(創業当初は蚕糸倉庫会社という社名であり、1986年に現社名に変更)

豊橋倉庫株式会社の主な事業は倉庫業であるが、関連会社によるフィトネスクラブ「アクアヴィータ プール&スパ」(スイミングスクールとしては豊橋市内で最大の会員数)の運営や、自社資産の一環として不動産賃貸業(本社敷地高度活用プロジェクト「向山フォレスタ」)等、多角的な経営を行っている。

「計画的に経営の多角化を目指したわけではなく、時代と共に様々なきっかけの積み重ねで現在の体制になってきた。」と率直に語る石川社長。創業者の孫にあたる石川社長が社長に就任したのは、8年前。社長就任後、不動産賃貸業(本社敷地高度活用プロジェクト「向山フォレスタ」)を新たな事業の柱としてスタートさせたことが大きな経営判断であった。

同社のブランド卵「まんげつ濃厚卵」

「経営の安定化の必要性」

「リーマンショックが会社として大きな転換点になった」と語る石川社長。豊橋倉庫株式会社は創業以来毎年黒字経営を続けてきたが、リーマンショックの影響で、主な需要家(納入先)である自動車関連企業の生産量が激減したことにより、2008年(平成20年)から2年連続で赤字に転落した。

石川社長はもともと、倉庫業は自ら需要を作り出すことが難しく、どうしても需要家(納入先)の業界の動向を受けてしまう事業であり、企業として経営の安定化を図るため、新たな事業の開拓を行う必要があるとの思いを持っていたが、その必要性を痛感させられた出来事であった。


未経験事業への挑戦

2009年(平成21年)に「向山フォレスタ」(2009年のオープン部分は向山フォレスタUNO)と言うブランド名で、本社敷地の再開発プロジェクト(不動産賃貸業)を着手した。豊橋市向山地区の高台に位置し、約4,200坪の敷地に、「ライフ」「リビング」「ボディ」「コミュニケーション」「ビューティー&ヘルス」の5つのデザインサイトから成る個性豊かなテナントを集めるというプロジェクトである。今まで一度も複合施設の開発・運営を行ったことがない豊橋倉庫株式会社としては、テナント選びから、コンセプトの設定等全てが手探りの状態であった。しかし、豊橋倉庫株式会社は関連会社にフィトネスクラブ「アクアヴィータ プール&スパ」を保有しており、自然とコンセプトが「ライフスタイル・デザイン」に進んでいく道が見えてきた。

「向山フォレスタUNO」が一定の成功を収め、2013年(平成25年)に「向山フォレスタ」の拡張を検討していたときに、日本政策金融公庫を通じて、「経営革新計画」の制度を知った。石川社長は、日本政策金融公庫とともに計画を作成し、支援策である特別貸付制度を利用して、2014年(平成26年)に「向山フォレスタDUE」をオープン。


経営革新計画の支援策を利用して設置した高性能鶏卵洗卵選別包装施設

新事業の確立

「向山フォレスタDUE」はこれまでのコンセプトと同様に「ライフスタイル・デザイン」を目的としたテナントに絞り込み、「向山フォレスタUNO」と合わせて、地域で確固たる知名度を誇る複合施設となっている。売上の2割を不動産賃貸業で計上しており、新事業の確立に成功している。


飽くなき挑戦

これまでの成功に飽き足らず、石川社長は新たな事業の確立への挑戦に意欲を見せる。「今後数年間は、現状の事業を行っていけば大きく下がることはないと考えているが、その先はまた新たな何かを探さなければならない。」と語る石川社長。「戦後日本は高度経済成長を遂げ、事業をまじめにやっていれば、それなりに会社の業績は上がったが、人口減少時代を迎え、もはや拡大・成長の右肩上がり社会ではない。」と考えている。

豊橋倉庫株式会社は、地域に根ざして約70年経営を行ってきたが、今後も飽くなき挑戦を行っていく。


経営革新のポイント



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