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伝統を守りつつ
地元特産品による地域おこし商品が
四季折々 常に30アイテム以上 店頭にならぶ
加藤紀之 記事更新日.06.09.05
御菓子処 三河屋 代表者
■お店紹介
  • 主力商品/和菓子・洋菓子  製造販売
  • 代表者/加藤 紀之
  • 住所 /豊田市昭和町3−83
  • 電話・fax /0565-32-1693
  • http://mikawaya.boo-log.com/
  • 営業時間/8:00〜20:00
  • 休店日/月曜日
  • スタッフ数/ 5名
  • 創業/昭和28年
  • 印刷用ページ
    お客さまには誠心誠意尽くすこと
    量産品にないぬくもりのある商品を、その日その日に心を込めて創り、他店にない特色を出していくことを信条としている。

    味と品質、品揃えで親しみのある店として、地元の評判を得ている。

    ■経営理念・家訓
    地元への貢献が使命
    「地元に根ざした商売により、地元のお役に立ちたい」
    「お客さまに喜んでいただける、高い品質のお菓子を創ろう!」創業者の心を大切に守り育てています。

    この地で商いを始めて50年余、「美味求心」素材の厳選と手づくりにこだわり、本物を追求し「毎日、正直な商品づくり」に徹しています。
    「お客さまに尽くせば、人さまは必ず儲けさせてくれる」先代(創業者)の教訓を活かし、精進の毎日です。

    ■特産品・新製品づくりに掛ける
    三代目が手がけるのは ジューシィなスイーツ
    車の街トヨタは世界に知られているが決定的な名物がない。そこで「ぜひお土産になるモノを」と考案したのが『巨峰餅』。

     巨峰は水分を多く含むので、これを丸ごと使った菓子にするために試行錯誤の連続でした。巨峰を一粒一粒ホワイトチョコレートでコーティングし、つきたての餅で包みこむアイデアが結実し、他にないオリジナル品が生まれました。

    口の中ではじける果汁とチョコレートと餅が織りなす豊かな香りとみずみずしさは、グルメ指向のトレンドに合致し人気商品になりました。手間ヒマがかかるため一日につくれる数が限られるのが悩みです。

    晩秋には、地元産の苺をまるごと包んだ『いちご大福』が加わります。

    アイデアと技のコラボレートから生まれた人気の逸品

    ■お菓子づくりに取り組む姿勢
    愛知県、豊田市ならではの素材を使って、いちばん美味しいモノを創りたかった
    和・洋菓子のジャンルにはこだわっていません。「良いモノだけを採り入れていこう」という想いで創っていたら、今の『栗入りどら焼き みかわ』『黒糖どら焼き』になりました。ふわふわの皮と、なめらかなクリーム餡が好相性で、「どら焼きの極めつけ ここにあり!!」の自信作です。形は同じようでも一口食べれば、違いを納得していただけます。

    良いモノだけを採り入れ 究極のどら焼きが完成した

    昔ながらの郷土の味『笹水無月』は手間がかかりますが、昔の味そのまま!と喜んでいただ いています。『めろんまん』『水まんじゅう』など、独自商品も評価をいただいています。

    これからも豊田独特の伝統文化や風土、季節の行事を上手に盛り込みながら、新しいお菓子づくりにチャレンジしていきます。

    注文を聞いてから作る和菓子屋のシュークリームは
    ぱりぱり皮の香ばしさとマイルドなクリームが絶妙
    どこでも見かけるシュークリームですが、当店のシュークリームは最初の一口で「うーむっ」となる満足の自信作です。注文をいただいてから皮をオーブンで焼き、オリジナルクリームを目の前で入れますから、いつもできたて、作りたてを召し上がっていただけます。ただし、翌日になればタダのシュークリームです。
    ■今後の夢
    お客さまとの信頼の絆を、もっと大きくしたい
    お客さまとの対話こそ、店が繁栄する源と思っています。単にモノとお金の交換でなく、「美味しかったよっ!」「お土産にして、大変喜ばれました」など、口にして満足してもらうことで、初めてお付合いができたとおもいます。

    接客では「気配り、ぬくもり、まごころ」をモットーに、お菓子の物語や想い出、懐かしさをお届けすることにも心がけています。

    「ひとつのお菓子から、出会いや語らいコミュニケーションが生まれれば、商人冥利に尽きます」

    この地にあって、老舗の伝統を守りながら、御菓子を通して新しい文化の発信と、新しい提案が期待される店を目指したい。

    ジャンルにこだわらない 柔軟な商品ラインナップ

    株式会社ブレーンプランニング代表取締役。
    マーケティングプランナー、コンサルタント。 業務改革、経営指導の他、都市再開発、商業施設計画、中心市街地活性化等に関する企画、指導を行っている。
    ●店づくり 店格づくりに力を注ぐ!!
    競争が激化するということは、お客さまにとって選択できる店や商品・サービスが増えることになる。お客さまから支持されるためには、商品づくりにかける情熱と同じエネルギーを店舗づくりにも反映させないと、個性化、多様化した顧客に自店の存在感を認知させることができません。

    「存在感のある店」は重要な経営要素であります。「同じお菓子を買うなら店構えもステキなあの店で」「思わず惹きつけられる店」をアピールし、外装や内装・ディスプレイにも感性を演出する。  

    ●パッケージ・ネーミング・販促も重要な商品である!!
    お菓子は美味しくて当り前、それだけでは差別化となりません。

    作り手の想いを伝え、店格と品位を表現したパッケージ。専門店にふさわしいイメージの包装紙や個性的なネーミングも、購買を決定する大切な要素であり商品でもあります。

    季節のうつろいを提案する情報の発信や販促。楽しいイベントの開催等で顧客と市場を創造し続けることで繁栄を手にできる。

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